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議会報(平成26年6月定例会 正・副議長就任あいさつ)
議長 柄沢 正三(からさわ しょうぞう)
このたび、歴史と伝統を誇る新潟県議会の第92代議長に就任いたしました。その責任の重さに身の引き締まる思いを痛感しております。
私たちは、10年前の7.13水害、中越大震災から、復旧、復興を見事に遂げましたが、今また、新たな課題が立ちはだかっております。
その筆頭は、人口減少問題であり、育児支援、若者の人口流出対策、出生率のアップが喫緊の課題であります。さらに、歴史的な農業の転換点を迎え、守りの農業から攻めの農業へ抜本的なシフトを迫られております。そして、原発問題、医療・福祉問題、さらには教育問題と、課題は枚挙にいとまがありません。
翻って、新潟県の未来への明るい展望も垣間見ることができます。今、日朝間で協議されている北朝鮮による拉致問題は、一日も早い全面解決が強く望まれます。そして、メタンハイドレートの掘削調査、日本海横断パイプライン構想、上越新幹線の新潟空港乗り入れ等、大きなプロジェクトが動き始めようとしています。
地方分権が叫ばれて久しい中、地方議会の果たす責任と役割はさらに重要になってまいります。県民の皆様の期待と信頼に応えるべく、議会が持っているチェック機能、立法機能を100%発揮し、県民の皆様の負託に応えてまいります。
自由闊達(かったつ)な議論と、公正・公平な議会運営を真摯(しんし)に心がけ、議会の活性化を図ってまいりたいと思いますので、県民の皆様のご協力をお願い申し上げます。
副議長 早川 吉秀(はやかわ よしひで)
このたび、新潟県議会の副議長に就任いたしました。
県政を取り巻く課題が山積している中で、これらの課題にしっかりと対応するために、議長を補佐し、県政発展のために誠心誠意微力を尽くす所存です。
県民の皆様のご指導、ご鞭撻(べんたつ)をお願い申し上げます。