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平成27年6月定例会(第17号発議案)
平成27年6月定例会で上程された発議案
拉致事件の解決を求める意見書
第17号発議案
拉致事件の解決を求める意見書
上記議案を別紙のとおり提出します。
平成27年7月10日
提出者 総務文教委員長 小島 隆
新潟県議会議長 尾身 孝昭 様
拉致事件の解決を求める意見書
北朝鮮が拉致などに関する特別調査委員会を設置してから本年7月で調査終了の目処とされる一年となるが、いまだに北朝鮮からの報告はなされていない。
一方、北朝鮮産マツタケ不正輸入に絡む朝鮮総連への一連の捜査により、北朝鮮は態度を硬化させているが、警察は法と証拠に基づき粛々と捜査を進めており、捜査機関が外交に左右されない姿勢を示したことは、金正恩政権に対する圧力になるものと期待しているところである。
安倍総理は拉致問題の全面解決に向けての決意を示しているが、北朝鮮に拉致された被害者家族が高齢化していることなどを踏まえ、拉致被害者全員の帰国に向け、早急な対応が求められる。
よって国会並びに政府におかれては、「対話と圧力」、「行動対行動」の原則を貫き、北朝鮮との交渉にあたり、一日も早い拉致事件の解決を図るよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成27年7月10日
新潟県議会議長 尾身 孝昭
衆議院議長 大島 理森 様
参議院議長 山崎 正昭 様
内閣総理大臣 安倍 晋三 様
外務大臣 岸田 文雄 様
内閣官房長官 菅 義偉 様
拉致問題担当大臣 山谷 えり子 様