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議会報(平成27年5月臨時会・6月定例会の概要)
改選後初の議員協議会は、5月8日議場において開催され、柄沢正三前議長を座長に選出し、議員の自己紹介に始まり、知事のほか幹部職員のあいさつが行われた。次いで議事に入り、議員クラブの設置を決定して閉会した。
議会構成のための5月臨時会は、5月18日に招集され、金谷国彦臨時議長のもとで知事あいさつに続き、議席の指定後、正副議長選挙が行われ、尾身孝昭議員が議長に、金谷国彦議員が副議長にそれぞれ選任された。次いで、議会運営委員会の委員定数を決定した後、委員並びに正副委員長を選任した。また、常任委員会の委員並びに正副委員長の選任、特別委員会の設置及び委員並びに正副委員長の選任を行い、知事提案の監査委員の選任に同意し、会期を2日間残し5月臨時会は閉会した。
6月定例会は、6月24日に招集された。
知事提出議案は、農産物の安定生産のため、市町村等が行う消雪促進対策を支援するための経費として2,400万円を増額する「平成27年度新潟県一般会計補正予算」や「新潟県振興山村における森林等の保全等のための奨励措置に関する条例の一部改正」など、18件であった。
代表質問、一般質問では、知事の政治姿勢、農林水産、行財政、福祉・医療など県政の諸課題について幅広い議論が展開されたほか、続いて行われた連合委員会、常任委員会でも、活発な質疑が交わされた。
この結果、知事提出議案は、いずれも原案どおり可決、承認又は同意された。
議員提出発議案は、「拉致事件の解決を求める意見書」、「個人情報流出問題に係る万全な対応を求める意見書」、「地球温暖化対策を推進するための森林整備等に係る財源の確保を求める意見書」、「農業農村整備事業予算の確保を求める意見書」、「公共事業予算の確保と補正予算編成を求める意見書」など8件が全会一致又は賛成多数で可決された。また、「議長不信任決議」が賛成少数で否決された。
請願・陳情は、12件が審査され、不採択10件、残り2件が継続審査とされた。
会期17日間にわたった6月定例会は7月10日に閉会した。