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平成30年2月定例会(第5号発議案)
平成30年2月定例会で上程された発議案
北朝鮮への制裁措置の徹底と拉致被害者の一刻も早い救出を求める意見書
第5号発議案
北朝鮮への制裁措置の徹底と拉致被害者の一刻も早い救出を求める意見書
上記議案を別紙のとおり提出します。
平成30年3月23日
提出者
笠原 義宗、楡井 辰雄、宮崎 悦男
松原 良道、高橋 直揮、皆川 雄二
小林 一大、桜井 甚一
賛成者
中村 康司、青柳 正司、矢野 学
石塚 健、横尾 幸秀、冨樫 一成
佐藤 卓之、小島 隆、佐藤 純
西川 洋吉、岩村 良一、沢野 修
早川 吉秀、尾身 孝昭、柄沢 正三
中野 洸、村松 二郎、小野 峯生
帆苅 謙治、渡辺 惇夫、石井 修
三富 佳一、星野 伊佐夫、藤田 博史
佐藤 伸広、小島 晋、池田 千賀子
秋山 三枝子、高倉 栄、上杉 知之
大渕 健、長部 登、小山 芳元
安沢 峰子、志田 邦男、青木 太一郎
佐藤 浩雄、片野 猛、小島 義徳
佐藤 久雄、重川 隆広
新潟県議会議長 金谷 国彦 様
北朝鮮への制裁措置の徹底と拉致被害者の一刻も早い救出を求める意見書
北朝鮮は、韓国の平昌で開催された冬季オリンピックに金正恩朝鮮労働党委員長の妹である金与正氏ら高官代表団を派遣し、韓国の文大統領に訪朝を呼びかけるなど、オリンピックによる融和ムードを最大限に利用して、韓国に対しほほ笑み外交を仕掛けてきた。
その後、韓国と北朝鮮は4月末に南北軍事境界線のある板門店で南北首脳会談を行うことで合意し、さらに、北朝鮮は米国との首脳会談を提案した。
しかしながら、北朝鮮によるほほ笑み外交や融和ムードの演出の背景には、これまでの制裁措置により国際的な孤立を深めている北朝鮮が、国際社会を揺さぶることで制裁包囲網に風穴を開け、日米韓の連携を弱体化させる意図があることは想像に難くない。
また、1994年の核開発凍結を定めた米朝の枠組み合意など、過去の合意はことごとく破棄されていることも忘れてはならない。
北朝鮮が非核化に向けた真摯な意思と具体的な行動を示さない限り、意味のある対話は期待できず、日米韓をはじめ国際社会の連携を後退させることなく、最大限の圧力をもって北朝鮮の非核化と拉致事件の解決を図る必要がある。
よって国会並びに政府におかれては、米国や韓国をはじめ国際社会との連携を一層強化し、対話と圧力、行動対行動の原則の下、強力な制裁措置の徹底により、北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるとともに、拉致被害者全員を一刻も早く救出するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成30年3月23日
新潟県議会議長 金谷 国彦
衆議院議長 大島 理森 様
参議院議長 伊達 忠一 様
内閣総理大臣 安倍 晋三 様
外務大臣 河野 太郎 様
防衛大臣 小野寺 五典 様
内閣官房長官 菅 義偉 様
拉致問題担当大臣 加藤 勝信 様