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にいがた県議会だより第73号(本会議質問10)
一般質問(2月26日)
笠原義宗議員
(自由民主党)
果物のブランド価値の向上のための情報発信について
(問) 日本農業新聞の果実ランキング調査によると、果物の売れる条件として食味がトップで次いで簡便さ(食べやすさ)、価格となっておりブランドに見合う適正な価格でおいしい果物が求められていると示されている。また、卸売会社や小売店からの産地への要望では、品質・量の安定、産地情報の提供が求められている。裏を返せば、産地は積極的に情報発信することで有利に販売しやすくなると言うこともできる。本県においても魅力ある果物が多数あるので、ブランド価値を高めるために積極的に情報発信することが重要と考えるが所見を伺う。
(答) これまで県では、県産農林水産物全体の付加価値を高める牽引役として、首都圏等で評価が高い「ル レクチェ」や「越後姫」などを取り上げ、メディアを活用した情報発信や、百貨店等と連携したプロモーションなどによるブランド力の強化に取り組んできた。
昨秋、東京・大田市場で「おけさ柿」のトップセールスを行い、本県青果物に対する市場関係者の期待と情報発信の重要性を実感したところである。
今後は、首都圏でのPRなどを通じて、引き続き個別品目のブランド力強化に取り組むとともに、地元食材や食文化にも着目し、新潟の食の魅力全体について物語性を付与した情報を発信することなどにより、産地としての新潟のイメージをさらに高めていきたいと考えている。