にいがた県議会だより第73号（本会議質問20）

（問）　１９５８年の現佐渡空港建設当時から、62年にわたり、県をはじめとする行政の進め方に不信感を持っている地権者から、要望に応えてくれるのであれば協力してもよいという声が出ている。地権者の主な要望は、１．現空港建設時における行政の取った建設手法及び対応は誠に遺憾であり改めて陳謝すること、２．新空港建設計画時に家屋の移転を伴う地権者に事前の説明がなかった点に瑕疵があり、改めて陳謝すること、３．新空港について、国や県に建設促進の意向があるか確認したい等である。知事が地権者の言葉に真摯に耳を傾け、これらを承諾すれば、地権者問題解決の道が開かれると確信するが、所見を伺う。

（答）　佐渡空港拡張整備計画の空港予定地が、度重なる地元調整の結果、現在の位置になった経緯などから、一部の地権者に行政に対する不信感があり、用地の提供にご理解をいただけない状況であると認識している。
　県としては、交渉に主体的に取り組む佐渡市と十分調整しながら、地権者からの同意取得に進展が図られるよう対応していきたいと考えている。