にいがた県議会だより第75号（本会議質問11）

（問）　小木直江津航路の「あかね」問題については、様々な議論が既になされているが、地域としてこの航路に関するこれまでの関わり方にも課題があったと認識している。そこで、上越市や佐渡市の行政、経済、観光関連の関係者などによる常設の検討会議を設置すべきと考える。佐渡汽船の筆頭株主として県も積極的にこの問題にコミッ
トすべきと考えるが所見を伺う。

（答）　県では、現在、小木直江津航路など佐渡航路の安定的な運航に必要な課題の検討を行うため、上越市や佐渡市などの行政機関、関係する観光団体や交通事業者等による、常設の「佐渡航路確保維持改善協議会」を設置しており、今年度は、小木直江津航路の収支改善を含む、佐渡汽船の経営改善案について協議を行ってきた。
　この協議会は、これまでも検討する内容に応じて、委員の追加などを行ってきており、議員の提案も踏まえ、地域の意見を聞きながら、分科会の設置などにより、小木直江津航路に関して必要な検討を行っていく。
　また、例えば、地域の関与をより強めた機関として、地元市主導で検討の場が設置されるような場合は、県としても参画を検討していく。