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にいがた県議会だより第75号(本会議質問14)
一般質問(10月5日)
河原井拓也議員
(自由民主党)
公立・公的医療機関の具体的対応方針の再検証の状況は
(問) 厚生労働省は公立・公的医療機関の具体的対応方針の再検証について、都道府県から国への報告期限を再編統合を伴う場合は今年秋頃としていたものを延期し、改めて整理するとした。県内の再編統合に向けた再検証の議論はどの程度進んでいるのか伺う。また、再検証の中で、新型コロナウイルス感染症への対応については、どのように議論されているのか伺う。
(答) 新型コロナ感染拡大に伴い、県内の各医療機関は、患者の受入れや院内感染防止対策等に奔走してきたと認識しており、県もその対応に全力を挙げてきたことから、今年度に入り、地域医療構想調整会議を開催できる状況にはなく、地域ごとの議論は進んでいない状況にある。
一方、今回の新型コロナへの対応の中で、各医療圏の中の、医療資源が充実し対応力の大きな中核病院の重要性を再認識したところであり、今後の医療提供体制の整備に当たっては、中核病院の整備・機能強化を柱に据えた医療再編を促していく必要があると考えている。
国においても、新型コロナへの対応を踏まえ、「再検証等の期限を含め、地域医療構想に関する取組の進め方について、改めて整理の上、示す」こととしており、県としては今後も、国の方針を注視し、対応していきたいと考えている。