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にいがた県議会だより第75号(本会議質問9)
一般質問(10月2日)
笠原義宗議員
(自由民主党)
長雨の影響を受けた農家の収入確保について
(問) 今年は梅雨が長く、長雨の被害が園芸中心に多数あった。野菜や果樹など多くの品目が被害を受け、農家所得の減収になっているが、それを補う共済は掛け金が高く補償される額も少ないものであり、収入保険は掛け金が高く加入が少ない状況である。農業は天候被害を免れないため、所得を補填できる機能を強化することが今後の園芸振興や農業生産額を上げることに繋がると考えるが、今年の長雨の影響を受け、県は、農家がどのように収入を確保していくべきと考えるのか所見を伺う。
(答) 長雨を含め、近年は台風やフェーン等、異常気象が常態化してきており、こうした状況においても、農業者が安定的な収入を確保していくためには、異常気象にも強い生産体制を確立するとともに、農業者が安心して経営できるよう、セーフティネットへの加入を進めることが重要であると考えている。
県としては、異常気象に対応した的確な技術対策情報の提供や施設化の推進により、生産の安定化を図るとともに、自然災害をはじめ、あらゆるリスクに対応可能な収入保険制度の加入促進に向けて、関係機関と連携し、個々の農業者の経営内容に応じたきめ細かなサポートを行っていく。