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にいがた県議会だより第76号(本会議質問10)
一般質問(12月7日)
松原良道議員
(自由民主党)
クマ出没に対する対応は
(問) 南魚沼市では、クマの出没が相次いでいることを受け、冬期間のスクールバスを前倒しして対応しているが、台数に限りがあり、不足分については保護者に児童の送迎をお願いしている。また、出没が確認された付近の学校では、河川の土手を業者委託により市が草刈りを実施した。今後は県の対応として、原則年1回の草刈りを学校付近は年2回とすることや、送迎バス等の支援を検討すべきと考えるが、所見を伺う。
(答) この秋のクマ出没を受け、各市町村において、ボランティアによる通学路の見守り活動やスクールバスの運行など、様々な取組が迅速に実施されたと承知している。
また、県も地域の要望を踏まえ、クマの出没が確認された河川敷の藪の刈り払いを実施するなど、クマによる人身被害の防止に取り組んできた。
県としては、今後も関係機関や地域住民の皆様等との情報共有に努め、安全確保策も含め、どのような対策が可能か検討を進めていく。
また、本県のようにクマの出没が多い自治体において、学校周辺に出没するクマへの対応は喫緊の課題であることから、国に対し、通学路の安全確保に対する財政支援などを要請していきたいと考えている。