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にいがた県議会だより第77号(本会議質問8)
一般質問(3月1日)
池田千賀子議員
(未来にいがた)
柏崎刈羽原発の再稼働是非の判断時期と県民の意思確認について
(問) ID不正使用問題や安全対策工事未了問題など、東京電力は柏崎刈羽原発再稼働の事前同意を求める段階にはないと考えるが、再稼働のための同意の時期について所見を伺う。また、このような事案が発生しているからこそ柏崎刈羽原発の再稼働については「県民の意思の確認」が必要であると考える。県議会の賛否のみでなく、知事の公約どおり「県民の信を問う」形での県民の意思の確認が必要と考えるが併せて所見を伺う。
(答) 原発再稼働に関する議論は、3つの検証の結果が示された後に始めたいと考えており、結果が出ていない中で再稼働の是非を判断する時期を見通すことはできない。
また、県民の意思の確認については、検証結果が出た後、3つの検証の結果を、広く県民の皆さんと情報共有するとともに、評価をいただき、その上で、リーダーとして責任を持って、結論を県民の皆さんにお示しする。そして、その結論について、県民に信を問うことも含め、県民の皆さんの意思を確認するプロセスが必要であるという、これまで示してきた考えに変更はない。
なお、県民の意思を確認する方法については、再稼働に関する議論も始まっていない現段階で決めているわけではないが、私は信を問う方法が責任の取り方として最も明確であり、重い方法であると考えている。