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にいがた県議会だより第79号(本会議質問11)
一般質問(10月4日)
中川隆一議員
(自由民主党)
佐渡構想区域の医療提供体制維持について
(問) 新潟県地域医療構想での佐渡構想区域の医療提供体制推持について、厚生連真野みずほ病院閉院に伴う佐渡総合病院の一般病床の減床や島内他病院の医師の退職の可能性等から、医療機関が足りなくなる恐れがある。佐渡区域において、持続可能で質の高い医療を提供し続けるためには、早急に医師派遣等の策を講ずるべきと考えるが、所見を伺う。
(答) 限られた医療資源の中、将来にわたり地域に必要な医療を確保していくためには、地域の中核病院に医療資源を集約し、医療機能の強化を図っていくとともに、中核病院から周辺の病院へ医師を派遣し、通常の外来診療をはじめ、手術や救急外来などをサポートするような仕組みを構築していく必要があると考えている。
県としては、こうした考え方のもと、スピード感を持って、佐渡構想区域の医療提供体制の維持に向けた検討を進めていく。
医師派遣等については、地域枠など修学資金貸与医師を佐渡圏域など医師不足地域の病院に配置しているほか、臨床研修医の確保に向けて、臨床研修に加え、自己研鑽によりマネジメントスキル等を取得できる県独自の研修コースや、病院・市町村と連携した海外留学支援制度の創設等により取組を強化し、佐渡圏域における医師確保を支援していく。