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にいがた県議会だより第79号(本会議質問4)
一般質問(10月1日)
冨樫一成議員
(自由民主党)
食べることを切り口とした多職種連携の取組について
(問) 新潟県歯科医師会では、食べることを切り口としたフレイル予防や退院後の在宅療養支援の推進に向け、歯科医師、管理栄養士など、多職種が連携し、食支援多職種連携プロジェクトを行っている。この取組は、健康寿命の延伸につながると考えることから、県が積極的にサポートすべきと考えるが、県の所見を伺う。
(答) 食べることは、口腔機能の維持や栄養摂取だけでなく、生きる力やQOL※の向上につながることから、大変重要であると認識しており、新潟県高齢者保健福祉計画や新潟県食育推進計画において、高齢者の口腔機能維持向上や低栄養防止の重要性を明記するとともに、「健康立県」においても、デンタルケアを柱のひとつに位置づけ、オーラルフレイル※対策などを実施しているところである。
食支援多職種連携プロジェクトは、平成29年度から県歯科医師会や県栄養士会などの専門職が連携し、各地域でモデル事業に取り組み、多くの事例が蓄積されていると承知している。
県としては、このようなモデル事業や市町村の取組を含め、好事例を横展開し、食支援における多職種連携の取組を推進していきたいと考えている。
※QOL(Quality of Life) 生活の質
※オーラルフレイル 歯や口の働きの衰え
※オーラルフレイル 歯や口の働きの衰え