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にいがた県議会だより第80号(本会議質問9)
一般質問(12月6日)
松原良道議員
(自由民主党)
米の在庫対策としての海外支援について
(問) 食料、特に主食用米は余るように保有するのが当然であり、適正在庫量以上になっている現実をどうするのかが問題となる。一方、食の多様化の今、コメを多く食べてもらうことは現実的でなく、政府による備蓄米や生活困窮者への支援米にしても一時的な対応であり、根本的な解決には至らず、輸出米にしたくても日本のコメは高価で一部の国に限定されてしまう。そのため、適正在庫を確保した上で、それ以外は国連機関の飢餓撲滅運動に協力して大規模に無償支援米として提供し、それを継続してはどうかと考えるが、見解を伺う。
(答) 海外への食糧援助は、我が国の国際貢献につながる取組であるが、その実施にあたっては、政府間の枠組みを定めた「食糧援助規約」に基づき、被援助国の意向を踏まえるとともに、自立への妨げとならないよう十分配慮して行う必要があるものと認識している。
我が国においても、すでに被援助国の要請を最大限に反映して実施され、引き続き、日本産米による支援のニーズの掘り起こしに努めると聞いており、国際ルールや財政負担などにも留意しながら、適切に取り組まれていくものと考えている。