にいがた県議会だより第81号（本会議質問12）

（問）　上越地域には、重要なLNG(※4)受け入れ基地がある直江津港が存在するなど、エネルギー拠点として発展する要素があると考える。また、エネルギー産業や化学産業が集積しており、今後水素事業の展開など新たなカーボンニュートラル(※5)推進に向け極めて大きな可能性を有しているものと考えられることから、上越地域の新エネルギー活用拠点化に向けた取組を進めるべきと考えるが、所見を伺う。

（答）　上越地区にはエネルギー産業や化学産業が集積するとともに、火力発電所や水力発電所、ＬＮＧ基地などエネルギー関連施設が立地しており、新エネルギー活用の重要な拠点となり得る可能性を有しているものと考えている。
　国・民間企業・関連自治体等で構成する協議会において、上越地区での企業間連携を促進するとともに、カーボンニュートラルにつながるサプライチェーン(※6)の構築など、実証事業の実現に向けた支援を行っていく。

※4 LNG（Liquefied Natural Gas）
　　　液化天然ガス

※5 カーボンニュートラル
　　　温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させること

※6 サプライチェーン
　　　ある製品が、原料の段階から消費者に至るまでの全過程のつながりのこと。供給網。