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にいがた県議会だより第81号(本会議質問15)
一般質問(3月2日)
河原井拓也議員
(自由民主党)
三条総合病院の方針変更について
(問) 県央基幹病院の再編対象病院である三条総合病院については、新潟県厚生連は当初、三条市の意向を踏まえ、医療提供体制が安定するまでの一定期間、回復期患者に対応するため有床診療所として残すとしていたが、先月、急遽撤退が表明された。新型コロナウイルスの影響による医療需要の減少や業績悪化の懸念などが理由と聞くが、県には事前にどのような説明があったのか伺うとともに、一定期間でも存続させるため県と地元市で支援も含めて検討することはできなかったのか、あわせて伺う。
(答) 三条総合病院の有床診療所への転換は、県央地域の医療再編に伴う急激な医療提供体制の変化を懸念する地元市の意向を踏まえ、厚生連が暫定的な対応として行うものであったと認識している。
県としては、将来的には再編統合される方針であることや、圏域内における回復期の医療需要を受け止められる医療提供体制が確保されていることから、当時からその運営に対し、支援は考えていなかった。
また、有床診療所への転換が決定された後の状況として、患者が想定よりも減少している。
厚生連からは、県に対して、新型コロナ感染症の収束後においても、医療ニーズは戻らないものと想定される中、ニーズの減少と業績悪化への懸念などから、方針変更の判断をしたとの報告を、三条市への申し入れの直前に伺っている。