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にいがた県議会だより第81号(本会議質問18)
一般質問(3月3日)
青木太一郎議員
(無所属)
本県農林水産業における温室効果ガス排出の特徴と脱炭素への取組は
(問) 県では、水田の温室効果ガスの削減に向けた研究に取り組んでいるが、本県の農林水産業における温室効果ガス排出の特徴と今後の脱炭素に向けた取組を伺う。
(答) 農林水産分野における温室効果ガスの排出状況は、全国では畜産由来が約3割と最も多く、一方、水田農業が主体の本県では、稲作由来が5割強となっているといった特徴がある。
県では、2050年カーボンゼロの実現を目指した取組を積極的に進めていくこととしており、農業分野においては、温室効果ガスの排出削減や農地への炭素貯留に向けて、水田の落水期間の長期化や堆肥の施用などの取組の拡大を推進するとともに、より効果の高い技術の開発や、モデル産地の育成などに取り組んでいく。
加えて、温室効果ガスの吸収源対策として、主伐・再造林による循環型林業の推進や、沿岸において炭素を貯留する藻場の保全・造成などにも取り組み、脱炭素社会の実現に貢献していきたいと考えている。