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にいがた県議会だより第84号(本会議質問3)
代表質問(12月8日)
片野猛議員
(リベラル新潟)
県北豪雨災害での流木被害について
(問) この度の豪雨災害では、大量の流木により被害が拡大した。今後も同様な被害が懸念されることから、どうして流木被害が発生したのか、羽越水害の頃から木の大きさに変化があったのかなど、流木被害の原因調査が重要であり、治山事業で整備した治山施設や森林の効果の検証も必要であると考えるが、所見を伺う。
(答) 近年の豪雨災害では、大量の流木により被害が拡大する傾向があり、このような山地災害を最小限に食い止め、効果的な治山対策を着実に進めるためには、今回の災害における流木被害の原因調査と、治山施設や森林による流木の発生・流出を抑制する効果の検証が必要と認識している。
県としては、今回の豪雨と流木の関係性や、羽越水害時からの森林の推移などを把握するため、これまで現地のデータを収集してきたところであり、今後、有識者の意見を聞きながら、具体的な調査・検証手法について検討を進めていく。
村上市及び胎内市沖の洋上風力発電における岩船港の活用について
(問) 村上市及び胎内市沖における協議会の意見とりまとめにおいて、選定事業者が取り組む地域振興策として、地元港湾の積極的活用を通じた港湾地域の活性化が示されている。県は新潟東港南ふ頭を基地港湾に指定するよう国に要望していると聞いているが、地元港湾である岩船港の積極的活用をどのように考えているか伺う。
(答) 県としても、例えば、岩船港を維持管理港として活用するなど、地元港湾を積極的に活用することにより、港湾地域の活性化をはじめ、より地元に資する地域振興策につながることを期待している。