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にいがた県議会だより第84号(本会議質問4)
一般質問(12月9日)
青柳正司議員
(自由民主党)
円安を好機とした県産農林水産物の輸出拡大について
(問) 日本の農林水産物の輸出が加速している。東南アジアや中東など幅広い地域で、輸出が拡大しており、味のよい日本産米など多くの品目の輸出が伸びてきているとのことであり、農林水産省において輸出拡大に向けて産地側と輸出事業者のマッチングを支援している。円安が県産農林水産物の輸出拡大の好機であると受け止めているが、所見及び本県の取組状況について伺う。
(答) 海外における価格競争力が高まる円安を好機と捉えつつ、品目ごとに現地の実情を踏まえ、マーケットインの視点で輸出に取り組むことが重要であると考えている。
県では、本年3月に策定した「新潟県産農林水産物輸出拡大実行プラン」に基づき、輸出に取り組む生産者等への機運醸成を図るとともに、輸出に必要な知識や情報等を提供するセミナーを開催し、東南アジアや中東の現地マーケットの最新情報、実際に輸出に携わる方の先進事例等を紹介してきた。
また、海外に拠点を持つ流通事業者や商社と連携した個別商談会を開催することにより、新たな輸出ルートの構築に向けた取組を順次進めている。
さらに、現地で人気の外食チェーンや流通事業者等とタイアップした新潟フェアの開催等を通じて、県産農林水産物の輸出拡大に積極的に取り組んでいる。