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にいがた県議会だより第85号(本会議質問12)
一般質問(3月1日)
斎京四郎議員
(自由民主党)
道路周辺の森林整備について
(問) 年末の豪雪では佐渡市で大きな停電被害が発生したが、県道や市道、あるいは農道沿いに走る電線が倒木により断線したことにより、被害を拡大したともいえる。中山間地を多く抱える上越地域においても常に危険性が潜む問題である。従って森林整備の面からも対策を考えるべきである。県として道路周辺の森林整備についてどのように取り組んでいく方針なのか、所見を伺う。
(答) 大雪などによる倒木被害を予防するためには、道路周辺の森林も含め、所有者が適切に管理し、災害に強い健全な森林を育成することが基本であると認識している。
しかしながら、道路周辺での森林整備は、道路施設等を損傷させないための費用がかかり、森林所有者が整備することは困難なため、市町村が国の制度を活用して整備を行うことで、実行性が高まると考えている。
このため、県としては、市町村に対して、森林環境譲与税や国の森林整備事業の活用を働きかけ、道路周辺も含めた森林整備を進めていく。