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にいがた県議会だより第85号(本会議質問16)
一般質問(3月2日)
安沢峰子議員
(公明党)
子ども政策推進のための条例の制定について
(問) 県では来年度、子ども政策推進のための条例制定に向けて検討を行うこととしている。条例制定は、我が党の要望を反映いただいたものと理解しており、大いに歓迎したいが、子ども政策を推進する上で、条例制定にどのような意義があると考えているか伺う。あわせて、今後の条例制定に向けたスケジュールについても伺う。
(答) 本年4月のこども家庭庁創設やこども基本法の施行等により、子どもの健やかな成長を社会全体で後押しする気運が高まる中、本県においても、子どもが安心して健やかに暮らしていける社会の実現に向け、子ども政策の一層の推進に取り組む必要があると考えている。
そのためには、子ども・子育て支援施策のさらなる充実強化をはじめ、県民全体の意識向上や理解・協力が不可欠であることから、県として新たに、子ども政策推進のための条例を制定することにより、子ども政策に係る県の取組姿勢等を明らかにするとともに、県民意識の向上や社会全体の気運醸成を図っていきたいと考えている。
県としては、子ども・子育て家庭をめぐる状況やこども基本法に基づく「こども大綱」策定等の国の動向も踏まえ、来年度、関係機関や民間団体等からなる有識者会議を設置し幅広い議論を重ね、パブリックコメントの実施などにより県民の皆様から広くご意見をいただきながら、子どもの権利や少子化対策だけでなく、子ども・子育て支援の施策全般に係る条例について、令和5年度中の定例会に提案できるよう、準備を進めていく。