にいがた県議会だより第85号（本会議質問5）

（問）　部活動の地域移行が進められているが、部活動の教育的な意義の重要性を鑑み、これにより経済的な負担が生じる事を理由にあきらめる児童、生徒が出ないように行政として対応すべきと考えるが、対応策は十分と考えるのか伺う。

（答）　国が示したガイドラインによれば、地域移行後の活動は、受益者負担の考え方を基本に、参加を希望する、全ての生徒が参加できるよう、可能な限り低廉な会費を設定することとされている。
　そのため、地域移行に伴い、負担が過度とならないような仕組みづくりや、経済的な理由により、児童、生徒が参加をあきらめることがないように取り組むことが必要であると考えている。
　なお、これらの課題解決の方策については、今後、市町村の制度設計の中で議論されることから、県内外の実践事例の成果と課題を参考に、適正な受益者負担と行政負担の在り方について県の有識者会議で検討するとともに、国に対しても、引き続き、必要な財政措置を講ずるよう要望していく。