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にいがた県議会だより第92号(本会議質問15)
一般質問(12月9日)
安沢峰子議員
(公明党)
女性の県外流出の要因について
(問) 報道によれば、若い世代の地方からの流出超過は、33の道府県で男性より女性のほうが多くなっている。また、内閣府の調査によると、地方から東京圏へ移動した人の移動理由の中で、女性は男性より「他人の干渉が少ない」「多様な価値観が受け入れられる」といった理由を多く挙げていることから、地方においてはアンコンシャス・バイアス(※2)や固定的性別役割分担意識が都会に比べて根強いことで、女性が生きづらさを感じており、女性の県外流出の一因になっているように考えられるが、所見を伺う。
(答) 本県においても、若い世代の流出超過については、女性が男性を上回っており、特に東京圏等への流出が多くなっている。
内閣府の調査によると、若者が東京圏に流出する要因としては、男女ともに、進学先や就職先の選択肢が多いことを第一に挙げているが、女性の場合は、性別による無意識の思い込みであるアンコンシャス・バイアスを避け、地域コミュニティのつながりの強さや世間体を重視する生活を好まず、多様な価値観が受け入れられる都市部を選んでいるとされており、これらが女性の流出の要因の一つになっているものと考えている。
県としては、各種講座やセミナー、様々な広報・啓発活動等を通じて、地域社会や企業などのアンコンシャス・バイアスや固定的な性別役割分担意識の解消に取り組んでいく。
内閣府の調査によると、若者が東京圏に流出する要因としては、男女ともに、進学先や就職先の選択肢が多いことを第一に挙げているが、女性の場合は、性別による無意識の思い込みであるアンコンシャス・バイアスを避け、地域コミュニティのつながりの強さや世間体を重視する生活を好まず、多様な価値観が受け入れられる都市部を選んでいるとされており、これらが女性の流出の要因の一つになっているものと考えている。
県としては、各種講座やセミナー、様々な広報・啓発活動等を通じて、地域社会や企業などのアンコンシャス・バイアスや固定的な性別役割分担意識の解消に取り組んでいく。
※2 アンコンシャス・バイアス
無意識の思い込み
無意識の思い込み