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にいがた県議会だより第92号(本会議質問3)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0718629 更新日:2025年2月2日更新

代表質問(12月5日)

重川隆広議員の写真

重川隆広議員
(リベラル新潟)

被ばく線量シミュレーションについて

(問) 県は、柏崎刈羽原発において重大事故が起きた際の被ばく線量のシミュレーションを独自に実施すると公表した。避難計画への県民の理解に役立つシミュレーションとしてほしい。
 茨城県の要請に基づき、日本原子力発電株式会社が、東海第二原発の重大事故を想定しシミュレーションした際は、重大事故等対処設備が機能した場合と、30km周辺まで避難や一時移転の対象となる区域が生じるように仮想条件をあえて設定した場合による二通りで行われた。県では、これを上回る重大事故も想定し、その条件の下でのシミュレーションを行い、県民に分かりやすい内容で公表すべきと考えるが、所見を伺う。
 
(答) 茨城県が実施したシミュレーションに関し、原子力規制委員会の山中委員長は、「過度な放射線のリスクを考えた避難というのは、実効性のある防災計画であると言えない」と発言しており、県としては、指摘の想定によるシミュレーションを行うことは考えていない。
 今回、県が実施するシミュレーションは、避難計画に対する県民の皆さまの理解向上を図ることを目的として行うものである。実施に当たっては、原子力規制委員会が行った、新規制基準を踏まえたシミュレーションの条件を参考に、柏崎刈羽原子力発電所の施設の出力や気象などに合わせた条件でシミュレーションを行い、その結果については、県民の皆さまに分かりやすくお知らせしていく。

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