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にいがた県議会だより第70号(本会議質問13)
一般質問(6月24日)
保坂裕一議員
(自由民主党)
加茂病院における産科常勤医の確保は
(問) 新・加茂病院の開院時の診療機能について、先般報道発表があったが、地域をあげて強い要望があった産科の常勤医が確保されなかったことは大変残念な結果と言わざるを得ない。新潟県の医師不足の現状から難しい状況にあることは理解できるが、形はどうあれ産科優先の個室と分娩施設を整備しながら産科の常勤医がいないことは、地域住民の納得が得られないと考える。産科の常勤医が確保できなかった諸事情と経緯について伺う。
(答) 本年3月に厚生労働省から公表された産科医に係る医師の偏在指標では、本県が最も不足しており、中・小規模病院の医師確保は非常に困難な状況にある。
また、全国的にも産科医は不足しており、公益社団法人日本産科婦人科学会等は、医師の働き方改革実現のため、地域の公的な分娩取扱病院の大規模化・重点化の推進を提案している。
加茂病院の産科常勤医の確保については、これまで新潟大学との医師派遣協議をはじめ、ホームページによる募集や民間医師紹介事業者の活用など、様々な方法で医師確保に努めているが、現時点では困難な状況にある。