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令和2年9月定例会(陳情第20号)
第20号 令和2年9月11日受理 建設公安委員会 付託
県所管の河川(具体的には中田川等)の再整備等を求めることに関する陳情
陳情者
(要旨)
(1) 本年7月31日に当新発田地域において約50mm/時間のゲリラ豪雨があり近隣の凡そ30戸が床下浸水した。その後、一か月ほどの間に再度10mm前後/10分の雨が凡そ40分間断続的に降り続き付近の道路が冠水した。これは、6年前に首都圏からUターンで転入(新発田市)してきて初めてのことだった。
(2) 当新発田市の治水に関するインフラは、凡そ30年前に最大38mm/時間の降水量を基準に設計・整備されたということを市職員の方から伺った。
(3) 作今のゲリラ豪雨が地方にも発生するようになり、治水に関するインフラ基準が変動しつつある気候に合わなくなってきているものと思われる。
(4) そこで、私は市役所に河川(中田川等)の再整備に関して相談に行ったのだが、「これは県の管轄なので市としては対応できないし整備に関する情報もない」ということで全く用をなし得なかったため、貴議会に対する陳情を行うこととした。
ついては、貴議会において、次の事項に配慮されたい。
1 様々な予算要求があるとは思うが、これからの数年間は、県民が安心して暮らせるようインフラの能力を今起きつつある気候変動に適合させるための「治水」ということを主軸に予算編成方針を樹立し、実行すること。
2 今回の治水に限らず、各市町村と県との間の情報共有を図っていただき市(県)民がワンストップで状況等の認識・把握が行えるような仕組みを早急に構築すること。