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令和3年2月定例会(第3号発議案)
令和3年2月定例会で上程された発議案
積雪寒冷地域における万全な道路除雪の実施に関する意見書
第3号発議案
積雪寒冷地域における万全な道路除雪の実施に関する意見書
上記議案を別紙のとおり提出します。
令和3年3月25日
提出者 建設公安委員長 横尾 幸秀
新潟県議会議長 桜井 甚一 様
積雪寒冷地域における万全な道路除雪の実施に関する意見書
道路の除雪は、積雪寒冷地域の安全で快適な生活の維持と地域経済の発展を支える根幹的な事業であり、本県には不可欠なものである。
今冬は、短時間の集中降雪が相次いだ結果、統計開始以来最高の24時間降雪量を記録するなど災害級の異常降雪となり、交通障害の長期化に伴う物流機能の低下等により、住民生活及び経済活動に甚大な影響が及んだ。
そのため、今冬の道路除雪は、例年を大幅に上回る排雪作業等により費用がかさみ、地方財政を圧迫する状況となっている。
また、「積雪寒冷特別地域における道路交通の確保に関する特別措置法」(以下「雪寒法」という。)では、雪寒指定道路の除雪に係る事業費の3分の2を国が補助することが規定されているが、国費の配分額が規定の補助率に達していないため、不足分を県単独費で負担する状況が続き、このことが地方財政の更なる負担となってきた。
よって国会並びに政府におかれては、近年の短期集中的な降雪時において、道路管理者間の垣根を越えた除雪応援体制の構築や情報共有など、更なる連携強化の推進を図るとともに、積雪寒冷地域における安全で快適な生活の維持と地域経済の発展のため、万全な道路除雪が実施できるよう、雪寒法が規定する道路除雪費に係る補助率3分の2を充足する国庫支出金の総額を確保するよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和3年3月25日
新潟県議会議長 桜井 甚一
衆議院議長 大島 理森 様
参議院議長 山東 昭子 様
内閣総理大臣 菅 義偉 様
財務大臣 麻生 太郎 様
国土交通大臣 赤羽 一嘉 様
防災担当大臣 小此木 八郎 様