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令和3年6月定例会(陳情第6号)
第6号 令和3年4月7日受理 厚生環境委員会 付託
厚生労働省へ保健所の感染症に対する機能強化を求める意見書提出に関する陳情
陳情者 社会の歪を鋭く追及 政策提言する世直し集団 一輪のバラの会 代表 加藤克助
(要旨)保健所は戦中から戦後、当時国内の死亡原因の第一位の慢性感染症の結核撲滅に尽力、その間に、治療薬が開発され、公衆衛生の向上と栄養状態の改善により慢性感染症の結核が大幅に減少した。
又母子保健の向上にも尽力し、その他にも多岐にわたって公衆衛生の要として役割を果たして来た。その後、疾病構造の変化、地方分権の進展、公的医療保険(国民皆保険制度)の確立、等社会環境の変化により、保健所は大幅に減少した。
しかし、国内に新型コロナウイルス感染症の第3波が押し寄せ、保健所は危機対応の限界を露呈した。
海外との交流が再開されれば、パンデミック「人獣共通感染症」の流入や、毎年頻繁に起きる自然災害に備えるためにも、公衆衛生の要となる保健所の機能強化は必要である。
ついては、貴議会において、保健所の機能強化を求める意見書を厚生労働省に提出されたい。