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令和3年12月定例会(第24号発議案)
令和3年12月定例会で上程された発議案
看護職員の確保対策の充実を求める意見書
第24号発議案
看護職員の確保対策の充実を求める意見書
上記議案を別紙のとおり提出します。
令和3年12月21日
提出者 厚生環境委員長 松原 良道
新潟県議会議長 佐藤 純 様
看護職員の確保対策の充実を求める意見書
新型コロナウイルス感染症については、現在のところ全国的に感染状況は落ち着いているものの、到来が予想される第6波に対応するため、医療提供体制の更なる強化は急務となっている。特に重症患者に対応する看護師など、全国的に看護職員の確保が課題となっている。
今後、ウイルスが感染力を強め、今夏をしのぐような感染拡大が発生する可能性も想定し、重症患者に対応できる知識・技術を持ち、ICU等にも従事できる看護師だけでなく、感染症分野に精通し、高度化・専門化する医療ニーズ等に対応できる専門性の高い看護職員の育成を推進するなど、看護の質の向上を図る必要がある。
また、本県では、看護職員の総数は年々増加しているものの、地域偏在が生じている。さらに、今後、高齢化がますます進行することが見込まれることから、在宅医療や訪問看護、介護関係施設等においても看護職員の需要は高まっており、平時から看護職員の確保・養成に向けて取り組むことが重要である。
よって国会並びに政府におかれては、新型コロナウイルス感染症への対応はもちろん、誰もが地域で安心して必要な医療・福祉を受けられる体制を構築するため、看護職員の確保に向けて各自治体が取り組む看護職員臨時修学資金制度をはじめとした施策に対する財政支援の拡充はもとより、看護師等学校養成所卒業生の定着に向けた取組や、潜在看護職員の把握及び職場とのマッチングを恒常的に行う施策への十分な支援を講ずるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和3年12月21日
新潟県議会議長 佐藤 純
衆議院議長 細田 博之 様
参議院議長 山東 昭子 様
内閣総理大臣 岸田 文雄 様
総務大臣 金子 恭之 様
財務大臣 鈴木 俊一 様
厚生労働大臣 後藤 茂之 様
新型コロナ対策・健康危機管理担当大臣 山際 大志郎 様