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令和6年9月定例会(第20号発議案)
令和6年9月定例会で上程された発議案
持続可能な老人クラブ運営に資する制度の見直し及び予算の拡充等を求める意見書
第20号発議案
持続可能な老人クラブ運営に資する制度の見直し及び
予算の拡充等を求める意見書
上記議案を別紙のとおり提出します。
令和6年10月15日
提出者 厚生環境委員長 斎京 四郎
新潟県議会議長 皆川 雄二 様
持続可能な老人クラブ運営に資する制度の見直し及び
予算の拡充等を求める意見書
超高齢社会を迎えている我が国では、高齢者ができる限り自立し、住み慣れた地域で安心して暮らせる社会づくりを推進するため、高齢者の社会参加の場を確保することが重要となっている。そのような中、地域を基盤とする組織である老人クラブは、高齢者の生きがいや健康づくりを目的として、体操やスポーツなどの活動を行いながら「集いの場」を提供する役割を果たすだけでなく、地域共生社会の実現に向けた活動を行う地域の担い手としての行政の補完的役割も果たしており、多くの高齢者が地域で元気に生活できる社会を構築していくために欠かせない存在となっている。
一方、本県においては、老人クラブのクラブ数、会員数がともに減少する中、県老人クラブ連合会及び市町村老人クラブ連合会、単位老人クラブにおける人材不足等の顕在化により、その活動に大きな支障が生じているところである。
よって国会並びに政府におかれては、老人クラブの持続可能な運営体制の維持に資する枠組みの構築や、生きがいのある健康で豊かな老後生活を送るための事業に必要な「老人クラブ補助金」をはじめとする各種の支援に関し、制度の見直し及び予算の拡充等の措置を講ずるよう強く要望する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和6年10月15日
新潟県議会議長 皆川 雄二
衆議院議長 様
参議院議長 尾辻󠄀 秀久 様
内閣総理大臣 石破 茂 様
財務大臣 加藤 勝信 様
厚生労働大臣 福岡 資麿 様