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競輪(公益財団法人JKA)補助事業により試験設備を導入しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0713136 更新日:2025年2月6日更新

下記設備は競輪(公益財団法人JKA)の機械振興補助事業により設置しました。

顕微ラマン分光光度計​ / 熱分析装置

顕微ラマン分光光度計

設備名称

顕微ラマン分光光度計​

メーカ・型式​

日本分光株式会社 NRS-4500​

用途

 レーザー光を試料に照射し、ラマン散乱光のスペクトルを測定することで、物質の構造や組成を非破壊で分析できる装置です。高分子材料、カーボン材料、セラミック等各種材料の構造評価や異物分析など、工業製品の品質管理や不具合解析に広く活用できます。また、試料のマッピング測定により、成分分布の可視化も可能です。​

仕様

[分光器部]
・レーザー波長:532 nm, 785nm
・測定波数範囲:100 cm⁻¹~
・グレーディング:900gr/mm(標準),
 1800, 600, 300gr/mm
・分解能:0.75cm⁻¹以下(最高分解能モード時)

[試料観察部]
・自動XYZステージ:
 可動範囲 X100mm, Y70mm, Z30mm
・対物レンズ:
 ×5, 20, 100, 長作動×50, 100
・観察方法:
 明視野、暗視野、MIX(明視野+暗視野)、透過

[測定モード]
・1点測定
・ライン測定、
・イメージング(2D,3D)

[その他]
・データベースによるスペクトル検索機能
・粒子解析プログラム
・偏光測定

顕微ラマン
利用方法

依頼試験や機器貸付、研究開発にご利用いただけます。​

設置年度

令和6年度

設置場所

下越技術支援センター

熱分析装置​

設備名称

熱分析装置​​

メーカ・型式​​

株式会社 島津製作所​ DSC-60Plus、TMA-60​

用途

 材料を加熱または冷却の温度プログラムによって制御し、ガラス転移点や融点、軟化点などの熱特性を測定する装置です。融解や結晶化の転移点測定をはじめ、発熱・吸熱反応や熱履歴の比較、比熱容量などの測定ができるDSC(示差走査熱量計)部と熱による膨張や収縮などの寸法変化を測定できるTMA(熱機械分析装置)部から構成されます。

 プラスチックや繊維、紙などの高分子材料だけでなく、金属材料や複合材料の熱特性把握が可能です。また、冷却装置を備えているため、ガラス転移点が0℃以下の材料の測定ができる他、冷却工程を精度良く制御できるため、冷却時の再結晶化温度の測定や熱履歴の確認にも対応しています。​

仕様

[DSC(示差走査熱量計)部]
・測定温度範囲:-50℃~500℃
・熱量測定範囲:±100mW
・最大試料容量:110μL
・昇降温速度:0.1℃/min~99.9℃/min
・等温保持時間:0.1min~∞
・使用ガス:空気、窒素ガス

DSC

[TMA(熱機械分析)部]
・測定温度範囲:-150℃~1000℃
・測定範囲:(変位)±5mm、(荷重)±5N
・最大試料寸法:
(圧縮・針入れ時)直径8mm✕長さ20mm
(引張時)幅5mm✕厚さ1mm✕長さ20mm
・使用ガス:空気、窒素ガス

TMA
熱分析
利用方法

依頼試験や機器貸付、研究開発にご利用いただけます。​

設置年度

令和6年度

設置場所

素材応用技術支援センター

令和5年度導入の設備はこちら

令和4年度以前の設備はこちら<外部リンク>

jkabanner<外部リンク>

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