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柏崎市田塚地内の事業場跡地で、土地所有者が実施した土壌調査の結果、砒素及び鉛が基準値を超えて検出された旨、本日、長岡地域振興局(環境センター)に報告がありました。
調査結果の概要及び県の対応は次のとおりです。
1 概要
(1) 調査地点:柏崎市田塚地内の事業場跡地
(2) 試料採取日:令和4年7月16日及び20日
(3) 基準超過状況
○ 土壌溶出量
有害物質の種類 | 調査結果 | 基準値 |
砒素及びその化合物 | 0.011~0.026 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
鉛及びその化合物 | 0.013~0.094 mg/L | 0.01 mg/L以下 |
○ 土壌含有量
有害物質の種類 | 調査結果 | 基準値 |
鉛及びその化合物 | 210~1200 mg/kg | 150 mg/kg 以下 |
<参考>砒素及びその化合物は、土壌含有量の調査での検出はありませんでした。
2 県の対応
・土地所有者に対し、汚染が確認された範囲を、関係者以外の立ち入り禁止とするよう指導しました。
・周辺に水道水源、営業用井戸、飲用井戸及び農業用井戸がないことを確認済みです。
・周辺の井戸の設置状況を確認の上、地下水調査を実施し、周辺の汚染状況を確認します。
(参考)
○ 砒素及びその化合物
1 健康への影響
皮膚炎、末梢神経障害、腎障害を及ぼすといわれている。また、発がん性のある物質といわれている。
2 用途
トランジスタ、半導体、ガラス、顔料、木材の防腐剤等に使用。
○ 鉛及びその化合物
1 健康への影響
疲労、頭痛、関節痛、胃腸障害、中枢神経障害、末梢神経障害を及ぼすといわれている。
2 用途
鉛蓄電池、ハンダ、合金原料、電線被覆、顔料、銃弾、プラスチック安定化剤等に使用。
○ 土壌溶出量基準
土壌に含まれる有害物質が地下水に溶け出して、その有害物質を含んだ地下水を口にすることによるリスクの観点で設定される基準。
○ 土壌含有量基準
土壌に含まれる有害物質を口や肌などから直接摂取することによるリスクの観点で設定される基準。
本件についてのお問い合わせ先
環境対策課環境保全係 〔担当〕秋山
(直通)025-280-5154(内線)2712
【報道資料】柏崎市田塚地内における砒素及び鉛による土壌汚染について [PDFファイル/79KB]
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