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県では、県央地域の大気中のトリクロロエチレン濃度が全国と比較して高いことから、令和元年度からモニタリング調査を行っています。
令和5年度の調査の結果、環境基準 注1)を達成していることを確認しました。
依然、高い値が検出された月もあることから、令和6年度においてもモニタリングを継続するとともに、事業者の自主的取組をより促進していきます。
注1):人の健康を守るために維持されることが望ましい基準であり、国が定める行政の政策上の目標。トリクロロエチレンの場合、4月から3月の年平均値(12 回)と比較して評価するもの
調査地点 | 年平均値(μg/㎥) | 環境基準 |
---|---|---|
燕市燕 | 89 |
年平均値が 130μg/㎥以下であること |
燕市殿島 | 26 | |
燕市蔵関 | 80 |
○ 立入検査による指導・助言及びセミナーの開催などを通じて、ガイドライン 注2)等による排出抑制の取組及び国や市の支援制度を周知していきます。
○ ガイドライン等における排出抑制の取組事項の履行状況を確認するため、立入検査を強化し、適合した事業所を公表する取組を開始しています。
注2):県が事業者向けに、比較的取り組みやすい排出抑制対策などをまとめた「トリクロロエチレンの排出抑制に向けた自主的取組ガイドライン」
【参考】
トリクロロエチレン
・健康への影響:中枢神経への障害、肝臓腎臓への障害、呼吸機能低下を及ぼすと言われている。また、腎臓がんのリスクが増加すると言われている。
・用 途:金属加工部品の脱脂等
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