社会保険労務士法人あかつき| Page 2

更新日：2021年9月24日更新

＜外部リンク＞県公式SNS一覧へ

新潟進出を決めた3つの要素

東京からの距離と人口が
魅力的だった新潟県

このような理由から地方拠点の立ち上げを進めたわけですが、その場所として新潟県が選ばれたのには2つの要因があったといいます。

sub2

1つ目は東京からの距離と移動にかかる時間。距離にすると300km以上離れていますし、BCPの点では十分に機能することが予想されます。そして、300km以上の距離がありながらも新幹線を使えば2時間程度で行き来ができ、東京との往来が非常にスムーズであることもプラスの要素でした。2つ目は人材確保の面で、事前にハローワークへのリサーチなどを行った中で、新潟なら必要とする数の人材が集められる可能性が高かったことです。特に新潟市には大学や専門学校が多くあり、若い世代の人材確保という点でも優位性がありました。加えて、パート従業員の面でも新潟はもともと事務系の求人数が多くないため、募集をすればある程度の反応があるという予測ができたそうです。

これら2つの要因に加え、新潟への進出を決定づけたのが、現在新潟オフィスの所長を務める特定社会保険労務士の渡辺勝弘さんの存在です。

「渡辺は新潟県燕市の出身です。これまではずっと東京オフィスでの勤務をしてもらっていましたが、新潟オフィスの立ち上げと同時にＵターンして、新潟で働いてもらっています。まったく知り合いや伝手もない土地にいきなり進出するのは少々勇気がいりますが、新潟出身の渡辺がいてくれたことで、事前にいろいろと新潟の情報を得ることができました。そういう意味で、新潟出身者が近くにいてくれたことも、オフィスの開設にあたりプラスの要素となりました」（小前さん）

次のページ：新潟県の本気度