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EY新日本有限責任監査法人| Page 2
目次
- 新潟デリバリーサービスセンター設立までの経緯
- 新潟デリバリーサービスセンターの仕事
- 新潟の印象
- 今後の目標
新潟デリバリーサービスセンターの仕事
勉強熱心で粘り強い特性を活かし
正職員登用者も誕生
全国各地に会計士在中の事務所を持っているEY新日本。今回新設されたデリバリーサービスセンターとはどのような位置付けとして作られたのかを伺いました。
「企業さまの監査を担当させていただいている事務所には、会計士やアシスタントが在中し、業務を行っています。彼ら、特に会計士の業務サポートをする場所がデリバリーサービスセンターです」(佐藤さん)
「弊社同様、現在多くの企業さまのあらゆる場面でペーパーレス化が進んでいます。それは財務データなども同様でして、以前は紙でしかいただけなかったものがデータとしていただけるようになってきました。これに伴い、直接現場に行かなくても、データの照合や加工という作業がアウトソースできる時代になってきました。会計士の方たちは実際に監査を行う流れの中で調書を作成しなければならないのですが、その際の手続きの一部をこちらのセンターでサポートしています。現在、ここでは約50名のスタッフがおりまして、業務を行っています。年齢は20代から50代と幅広く、そのうち男性も3名ほど在籍。新潟市内にとどまらず、周辺の市町村から通勤している方もいらっしゃいます。採用は100%新潟県内となっています」(下地さん)
会計士の業務のサポートと聞くと高い専門性が必要となりそうな印象もありますが、お話を聞くとそのようなものはほとんど必要ではなく、パソコンのスキルと向上心や探究心が必要だと下地さんは続けてくれました。
「エクセルでマクロを組めるというところまで最初からあればいいですが、パソコンで調べてやり方を見つけられる程度のパソコンスキルがあれば最初は十分です。このサービスセンターでは昨年1年間で1126社の対応をさせていただきました。月平均で約100社のデータを処理したことになります。これを行えた理由がマルチタスクではないという点。毎日、各スタッフはその日行わないといけない業務のみを行います。通常の会社だとルーティーンワークがあったりして、いろいろな業務が混在した中で、主たる仕事を行うということが多いと思います。しかし、弊社ではそれらが全くなく集中的に業務ができる環境なのです。これまで各事務所でアシスタント中心に行っていたサポート業務とは違い、非常に効率的に処理が行えることが、このセンターができて初めて知りました。ただ集中して業務を行えるといっても、やはり分からないことは多く出てきます。というのも、会社によって経理システムなどが違っているため、出てくるデータの見方が違ってくるからです。そこで業務上の専門的な質問をすぐに受け付けられる体制を取っています。私の仕事はそれら質問に答えること。せっかく会計士の仕事をサポートし、彼らが別の作業をする時間を作っているのに、質問をそのまま投げていたのでは本末転倒となってしまいますので」(下地さん)
「データの見方が異なるという話がありましたが、基本的に作成するデータは同じになります。ですから業務を行っていく上で個々のスキルも上がって、処理スピードも早くなっています。最初は契約職員という形で採用させていただきますが、正職員への登用も昨年2月から行うようになりました。昨年の7月に9名、10月に2名、今年1月に1名の方を正職員に登用させていただきました。彼らからの業務上の質問というのは、もうほとんどないです。非常に優秀な人材が新潟には豊富に存在すると思っています。また、新潟の方は非常に勉強熱心で、粘り強く、コツコツと業務を行っていただける印象が強いです」(佐藤さん)
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