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【新潟】「身近な社会資本の見学会」を開催しました

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0699684 更新日:2024年12月3日更新

 高校生に建設産業の魅力と重要性について理解を深めてもらうため、新潟県立新潟工業高等学校(都市工学科志望者)の生徒を対象に「身近な社会資本の見学会」を開催しました。
 参加した生徒の皆さんは、土木施設や工事現場を見学し、実際に現場で働いている先輩方の話を聞いてどんな印象を持たれたでしょうか。道路や河川、上下水道や公園などといった社会資本は、普段の生活の中では特に意識することもなく使っているものですが、もし使えなくなったら、人々は不便な生活を強いられてしまいます。そして、このような社会資本の建設や維持管理を通じて「当たり前に」使えるように支えているのが建設産業である、ということを理解していただきました。
 将来、建設産業の担い手の一人になってもらえることを期待しています。

 本見学会は、NPO法人にいがた地域創造センターの協力を得て、開催しました。

開催の概要

 
開催日  令和6年10月9日(水曜日)
内 容

【室内学習】
建設産業の役割、山の下閘門排水機場の役割について学習しました。

【現場見学】
1)山の下閘門排水機場 乗船見学
通船川から信濃川へ船で閘門を通行し、「海抜ゼロメートル」を体感しました。
折り返して、通船川上流へ向かい、沿川の状況、橋の構造、第一貯木場などを船上から見学しました。

2)鳥屋野潟築堤工事 現場見学(発注者:新潟県)
鳥屋野潟築堤工事の目的と概要を学習し、現場で働く技術者から仕事の様子を聞きました。

参加生徒   新潟県立新潟工業高等学校 ミライ創造工学科(都市工学科志望者)1年生 40名

見学会の様子 

【室内学習】
 山の下閘門排水機場会議室において、建設産業の役割、排水機場管理職員より排水機場の役割についての座学を行い、暮らしを支える社会資本の役割や魅力を学びました。

座学の様子

【現場見学】
1)山の下閘門排水機場 乗船見学
 新潟市東区にある「山の下閘門排水機場」では、乗船して閘門を通航し、通船川の水面の高さが信濃川より約2m低くなっている水位差を体感しました。                                                     

閘室内の写真1 閘室内の写真2
 閘門は、前後の扉を開閉することにより船のエレベーターの役割をします。 
 通船川側の扉を閉め、信濃川側の扉を開けると、水位が上がってきます。 
 2枚の写真を比べると、閘門内の水位が高くなっていることがわかります。
乗船写真 下船写真
 橋の下を通航しながら、橋の構造の違いを学びました。
 通船川の上流に向かい、新潟港に輸入される木材を保管していた県営第一貯木場を見学しました。
 (貯木場は、2021年に利用を停止しています。)

2)鳥屋野潟築堤工事 現場見学
 新潟市中央区にある鳥屋野潟の流域では、度々洪水による被害が生じています。特に近年では、平成10年8月に発生した水害により2,078haが浸水、593戸の家屋で床上浸水の被害が生じました。築堤工事は流域を水害から守るために、今年度から工事に着手しています。築堤し鳥屋野潟に水を多く貯めることにより、水害を軽減するための『器』を整備する事業ですが、自然環境・景観の保全に配慮し、さらに身近な”鳥屋野潟”であり続けるように、遊歩道等により利便性や快適性を確保することを整備の実施方針としています。

 発注者(新潟地域振興局地域整備部)、受注者(株式会社本間組)の担当者が事業の概要や工事の内容を説明した後、受注者の新潟工業高等学校卒業生の社員や新入社員等が建設産業への就業についてアドバイスしました。
 工事説明 

 

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