鳥屋野潟の魅力をより多くの皆さんに知っていただくと共に、自然を守り、育て、より魅力ある環境を創り出す活動のきっかけとするために、平成19年度から、「とやの物語」(主催:とやの物語実行委員会)<外部リンク>の活動が行われています。
この活動の一つとして、鳥屋野潟の理解を深めてもらう出前講座の取組が行われており、この度、新潟柳都中学校から依頼を受け、地域整備部が講座を開催しました。
開催の概要
日 時 |
令和4年10月13日(木曜日) 午後 |
内 容 |
鳥屋野潟の治水と防災について
(1)鳥屋野潟の治水について
講師:新潟県新潟地域振興局地域整備部
・新潟市の地形、鳥屋野潟の治水の歴史、今後の鳥屋野潟周辺整備など
(2)防災について
講師:新潟市立山潟中学校地域教育コーディネーター
・東日本大震災での被災と避難の経験、防災活動の紹介、防災で大切なことなど
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参加生徒 |
新潟市立新潟柳都中学校 1年生 73名 |
生徒及び先生の感想
今回、鳥屋野潟の治水や東日本大震災での被災体験を学習していただき、校区外のことに視野を広げ、防災の意識を高めてもらえたと思います。講座の感想をお寄せいただきましたので、一部を紹介します。
【生徒】
- もしものことに備えておくということが大切だと分かったので、家族と話し合ってみたり、防災グッズを用意したりしたいと思いました。話を聞いて、ぜひ、鳥屋野潟に行きたくなりました。
- 鳥屋野潟のことをぜんぜん知らなかったので、いろいろなことが分かりました。
- 下町のことだけでなく、新潟のいろいろなところを巡って、新潟の良さをたくさんの人に伝えていきたいです。
- とてもためになりました。災害時、危機感をもって行動することが大切だと分かりました。
【先生】
- 鳥屋野潟から人工的に放水路を作ったり、親松排水機場で汲み上げて信濃川に排水し、地域の安全を計画的に守る取り組みがされていることがよく分かりました。
- 中央区の地質的な歴史を再確認することができました。また、人間の活動による影響(地盤沈下とゼロメートル地帯)も災害に関係のあることがわかり、SDGsの学習にもなりました。
- 東日本大震災の被災の話は、一つ一つ驚きの連続で、切迫感や自然の圧倒的なパワー、それを前にしたときの人間の無力感、危機的状況の中でも人々の協力する姿、中学生でも状況を発信しそれが人々の支援に繋がるなど、どれも圧倒される話でした。