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近年、ドローン関連技術の向上により農業分野においても農薬や肥料の散布、リモートセンシングといったドローンの利活用が急速に広がっています。
基盤研究部ではドローンを使った水稲の生育モニタリングを行っています。水田を上空から見るだけでも多くの情報が得られます。
ここでは特殊なカメラ(マルチスペクトルカメラ)を搭載したドローンを使い、水稲の生育状況を撮影しています。
ドローンで撮影した画像データと実際の生育との関係を解析することで、これまでは調査地点でしかわからなかった生育状況を面的に把握することができるようになります。
写真は撮影で得られた可視画像と水稲の生育と関係の深い植生指標(NDVI)マップを並べたものです。人の目では同じような生育に見えても、実は生育にばらつきがあることがわかります(写真では赤色が濃いほど生育量が大きいことを表します)。
基盤研究部では、ドローンで撮影した画像データをもとに、穂肥が必要な場所や量のめやす、倒伏リスクの予測など、栽培管理に役立つ技術開発を進めています。
このほか、基盤研究部の研究概要はこちらからご覧ください。