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26流域42地区42地点を対象とし、21市町村42地点において調査を実施した結果、砒素が8地点、ほう素が1地点で環境基準値を超過しました。
汚染原因については、周辺に使用事業場がないことから、いずれも地質由来と考えられます。
7市町村31地区63地点で調査を実施した結果、砒素が2地区7地点、ほう素が1地区2地点、クロロエチレンが1地区1地点で環境基準値を超過しました。
砒素とほう素の汚染原因については、周辺に使用実態がないことから、自然由来と考えられます。クロロエチレンについては、事業場においてテトラクロロエチレン等を含む溶剤等が法規制以前の不適正な取扱いにより地下に浸透し、地中で微生物により分解され生成したものと考えられます。
21市町村88地点で調査を実施した結果、15市町村32地点で環境基準値を超過しました。
胎内市で環境基準値を超過した砒素の汚染原因は、顔料製造業(廃業)の影響が、長岡市、阿賀野市、佐渡市の砒素は、周辺に使用事業場がないことから地質由来と考えられます。柏崎市のふっ素は、金属製品製造業の影響と推定される。
トリクロロエチレンやテトラクロロエチレンは、金属製品製造業、繊維業、洗濯業等の業種における法規制以前の溶剤等の不適切な取扱いによるもので、クロロエチレン及び1,2-ジクロロエチレンは、トリクロロエチレンやテトラクロロエチレンが地中で微生物により分解され生成したものと考えられます。津南町のベンゼンの汚染原因は不明です。
新潟市の硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素は、施肥、生活排水、家畜排せつ物等の影響が考えられます。
新潟市のふっ素及びほう素は、周辺に使用事業場がないことから地質由来と考えられます。
なお、超過項目等の一覧は、下表のとおりです。
超過した項目 | 超過地点数/調査地点数 | 超過した市町村 |
---|---|---|
砒素 | 5/7 | 長岡市、阿賀野市、佐渡市、胎内市 |
クロロエチレン | 16/70 | 新発田市、見附市、燕市、上越市、阿賀野市、弥彦村 |
1,2-ジクロロエチレン | 8/70 | 十日町市、燕市、上越市、弥彦村 |
トリクロロエチレン | 4/70 | 十日町市、妙高市、燕市 |
テトラクロロエチレン | 5/70 | 十日町市、五泉市、胎内市 |
ベンゼン | 1/5 | 津南町 |
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 | 1/7 | 新潟市 |
ふっ素 | 2/4 | 新潟市、柏崎市 |
ほう素 | 1/2 | 新潟市 |
計 | 32/88 | 15市町村/21市町村 (超過した市町村数/調査した市町村数) |
注) 同一地点で複数項目の調査を行っているため、合計欄の地点数は項目ごとの地点数の合計と一致しません。
30年度は該当する地区がなく実施しませんでした。
3市町村7地区14地点で調査を実施した結果、環境基準値を超過する地点はありませんでした。
調査区分 | 測定地点数 | 超過地点数 | 超過率(%) |
---|---|---|---|
概況調査 | 42地点 | 8地点 | 19% |
新規汚染井戸周辺地区調査 | 63地点 | 8地点 | 13% |
継続監視調査 | 88地点 | 32地点 | 36% |
継続監視終了時調査 | 14地点 | 0地点 | 0% |
27流域42地区42地点を対象とし、21市町村42地点において調査を実施した結果、砒素が4地点、クロロエチレンが1地点で環境基準値を超過しました。
汚染原因については、砒素においては周辺に使用事業場がないことから、いずれも地質由来と考えられます。クロロエチレンにおいては、事業場においてテトラクロロエチレン等を含む溶剤等が法規制以前の不適正な取扱いにより地下に浸透し、地中で微生物により分解され生成したものと考えられます。
7市町村11地区37地点で調査を実施した結果、砒素が1地区3地点、クロロエチレンが1地区2地点で環境基準値を超過しました。
砒素の汚染原因については、周辺に使用実態がないことから、地質由来と考えられます。クロロエチレンにおいては、事業場においてテトラクロロエチレン等を含む溶剤等が法規制以前の不適正な取扱いにより地下に浸透し、地中で微生物により分解され生成したものと考えられます。
19市町村83地点で調査を実施した結果、13市町村36地点で環境基準値を超過しました。
胎内市で環境基準値を超過した砒素の汚染原因は、顔料製造業(廃業)の影響が、長岡市、阿賀野市、佐渡市の砒素は、周辺に使用事業場がないことから地質由来と考えられます。
トリクロロエチレンやテトラクロロエチレンは、金属製品製造業、繊維業、洗濯業等の業種における法規制以前の溶剤等の不適切な取扱いによるもので、クロロエチレン及び1,2-ジクロロエチレンは、トリクロロエチレンやテトラクロロエチレンが地中で微生物により分解され生成したものと考えられます。津南町のベンゼンの汚染原因は不明です。
新潟市の硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素は、施肥、生活排水、家畜排せつ物等の影響が考えられます。
新潟市のふっ素及びほう素は、周辺に使用事業場がないことから地質由来と考えられます。
なお、超過項目等の一覧は、下表のとおりです。
超過した項目 | 超過地点数/調査地点数 | 超過した市町村 |
---|---|---|
砒素 | 7/8 | 長岡市、阿賀野市、佐渡市、胎内市 |
クロロエチレン | 15/63 | 長岡市、新発田市、燕市、上越市、阿賀野市、弥彦村 |
1,2-ジクロロエチレン | 12/63 | 長岡市、十日町市、燕市、上越市、阿賀野市、弥彦村 |
トリクロロエチレン | 5/63 | 十日町市、妙高市、阿賀野市、佐渡市 |
テトラクロロエチレン | 6/63 | 十日町市、五泉市、阿賀野市、胎内市 |
ベンゼン | 1/5 | 津南町 |
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 | 2/7 | 新潟市 |
ふっ素 | 1/3 | 新潟市 |
ほう素 | 1/2 | 新潟市 |
計 | 36/83 | 13市町村/19市町村 (超過した市町村数/調査した市町村数) |
注) 同一地点で複数項目の調査を行っているため、合計欄の地点数は項目ごとの地点数の合計と一致しません。
29年度は該当する地区がなく実施しませんでした。
3市町村3地区16地点で調査を実施した結果、クロロエチレンが1地区1地点で環境基準値を超過しました。また、2地区3地点でトリクロロエチレン等6項目の一部が検出されたことから、当該地区で引き続き継続監視調査を実施します。
調査区分 | 測定地点数 | 超過地点数 | 超過率(%) |
---|---|---|---|
概況調査 | 42地点 | 5地点 | 12% |
新規汚染井戸周辺地区調査 | 37地点 | 5地点 | 14% |
継続監視調査 | 83地点 | 36地点 | 43% |
継続監視終了時調査 | 16地点 | 1地点 | 6% |
23市町村47地点において調査を実施し、鉛が1地点、砒素が7地点、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が1地点で環境基準値を超過しました。
汚染原因については、鉛及び砒素においては周辺に使用事業場がないことから、いずれも地質由来と考えられます。硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素は、施肥、生活排水、家畜排せつ物等の影響が考えられます。
7市町村13地区48地点で調査を実施し、砒素が1地区1地点、塩化ビニルモノマーが1地区2地点で環境基準値を超過しました。
汚染原因については、砒素においては周辺に使用実態がないことから、地質由来と考えられます。塩化ビニルモノマーにおいては、事業場においてテトラクロロエチレンを含む溶剤等が法規制以前の不適当な取扱いにより地下に浸透し、地中で微生物により分解され生成したものと考えられます。
21市町村84地点で調査を実施した結果、13市町村33地点で環境基準値を超過しました。
1市町村1地区5地点で調査を実施した結果、ふっ素が1地区3地点で環境基準値を超過しました。環境基準値を超過した井戸において、調査を継続します。
4市町村4地区19地点で調査を実施した結果、いずれの地点でも検出されなかったことから、継続監視調査を終了します。
超過した項目 | 超過地点数/調査地点数 | 超過した市町村 |
---|---|---|
砒素 | 4/7 | 佐渡市、胎内市 |
塩化ビニルモノマー | 14/67 | 長岡市、新発田市、燕市、上越市、阿賀野市、弥彦村 |
1,2-ジクロロエチレン | 10/67 | 長岡市、十日町市、燕市、上越市、弥彦村 |
トリクロロエチレン | 5/67 | 十日町市、燕市、妙高市、弥彦村 |
テトラクロロエチレン | 5/67 | 十日町市、五泉市、胎内市 |
ベンゼン | 1/5 | 津南町 |
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 | 3/6 | 新潟市、佐渡市 |
ふっ素 | 1/5 | 新潟市 |
ほう素 | 1/2 | 新潟市 |
計 | 33/84 | 13市町村/21市町村 (超過した市町村数/調査した市町村数) |
調査区分 | 測定地点数 | 超過地点数 | 超過率(%) |
---|---|---|---|
概況調査 | 47地点 | 9地点 | 19% |
新規汚染井戸周辺地区調査 | 48地点 | 3地点 | 6% |
継続監視調査 | 84地点 | 33地点 | 39% |
継続監視地点変更時調査 | 5地点 | 3地点 | 60% |
継続監視終了時調査 | 19地点 | 0 | 0 |
注) 調査区分間で重複している地点があります。
21市町村42地点において調査を実施し、砒素が6地点、ほう素が1地点で環境基準値を超過しました。
汚染原因については、周辺に使用事業場がないことから、いずれも地質由来と考えられます。
9市町村16地区56地点で調査を実施し、砒素が1地区4地点で環境基準値を超過しましたが、汚染原因については不明です。
21市町村84地点で調査を実施した結果、13市町村32地点で環境基準値を超過しました。
超過した項目 | 超過地点数/調査地点数 | 超過した市町村 |
---|---|---|
砒素 | 5/6 | 長岡市、佐渡市、胎内市 |
塩化ビニルモノマー | 13/67 | 新発田市、燕市、上越市、阿賀野市、弥彦村 |
1,2-ジクロロエチレン | 10/67 | 十日町市、燕市、上越市、弥彦村 |
トリクロロエチレン | 7/67 | 十日町市、燕市、妙高市、五泉市、佐渡市、 弥彦村 |
テトラクロロエチレン | 6/67 | 十日町市、五泉市、上越市、胎内市 |
硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素 | 2/3 | 新潟市 |
ベンゼン | 1/1 | 津南町 |
ほう素 | 1/2 | 新潟市 |
計 | 32/84 | 13市町村/21市町村 (超過した市町村数/調査した市町村数) |
注) 同一地点で複数項目の調査を行っているため、合計欄の地点数は項目ごとの地点数の合計と一致しません。
調査区分 | 測定地点数 | 超過地点数 | 超過率(%) |
---|---|---|---|
概況調査 | 42地点 | 7地点 | 17% |
汚染井戸周辺地区調査 | 56地点 | 4地点 | 7% |
継続監視調査 | 84地点 | 32地点 | 38% |
注) 調査区分間で重複している地点があります。
概況調査では、22市町村44地点において調査を実施した結果、鉛が1地点(加茂市)、砒素が5地点(新潟市(3地点)、燕市及び阿賀野市)、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素が1地点(佐渡市)で環境基準値を超過しました。
汚染原因については、砒素は周辺に使用事業場がないことから地質由来と考えられます。鉛及び硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素は、汚染原因等を把握するために汚染井戸周辺地区調査を実施しました。
調査区分 | 測定地点数 | 超過地点数 | 超過率(%) |
---|---|---|---|
概況調査 | 44地点 | 7地点 | 16% |
汚染井戸周辺地区調査 | 59地点 | 6地点 | 10% |
継続監視調査 | 80地点 | 33地点 | 41% |
注:調査区分間で重複している地点があります。
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