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三条地域振興局では、全国屈指の地場産業集積地帯である「ものづくり」に関わる高度熟練技能者を「にいがた県央マイスター」に認定し、ものづくりの技術・技能を次の世代に継承し、地場産業の振興に貢献する活動を支援しています。
そのひとつとして、マイスター自らが企画する、ものづくり体験教室「にいがた県央マイスター塾」を開催しましたので、その様子をお知らせします。
奥の深い彫金の世界を体験していただきました。
一枚の銅板が、自分だけの美しい作品に生まれ変わりました!
受講者へ「にいがた県央マイスターカード」をプレゼントしています。
彫金の基本的な技法です。
金属の表面にタガネを打ち込んで、三角形の圧痕を残しながら点線上に断続してゆく手法(蹴り彫り)を用いたり、タガネの刃を使って金属の一部を打ち貫く(透かし彫り)ことにより、自分だけの深い味をだすことができます。
令和5年7月15日(土曜日) 午前の部 10時30分~12時00分
午後の部 13時30~15時00分
まちやま(三条市図書館等複合施設)
三条市元町11-6
Tel0256-32-0657
大岩彫金 代表
プロフィール
デザイン研究所を経て24歳で独立し現在に至る。
「木の葉の箸置き」が平成23年度全国推奨観光土産品審査会の工芸部門で経済産業大臣賞を受賞。
マイスターから手彫り彫金についての基礎知識を学びました。
最初にマイスターがタガネの打ち方をやって見せます。
受講生の皆さん、まずは銅板の端材を使って蹴り彫りの練習をします。
木の葉の葉脈を掘る「蹴り彫り」は一発勝負!彫り直しができないので緊張します。
最初はタガネを打つ音が不安定だったのですが、慣れるにつれて一定の間隔でキンキンキンと澄んだ高い音が聞こえるようになりました。
完成までマイスターが皆さんの作業を見ていて、優しく指導してくれます。
受講生が作成した完成品です。どの作品もお見事!まるで本物の虫食いの木の葉のよう。
2枚目の写真は原材料(下)と完成品(上)。下処理はしてありますが、銅板が見事に木の葉に生まれ変わりました。
「優しく指導していただいて、とてもわかりやすかった」「また次回もぜひ参加したい!」と受講生から嬉しい感想をいただきました。
令和4年9月10日 第149回 本格派の彫金体験コース「一枚の銅板から靴ベラづくり」