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荒川剣龍峡は、月岡温泉にほど近い新発田市南部の山間部に位置する、江戸時代初期から広く知られる景勝地です。
「剣龍峡」の名称は、深い山峡から流れる渓流の「龍伝説」にちなんで付けられたと言われており、奇岩・怪石を含んだ渓流・峡谷の総称です。
柏崎市出身で、京都・銀閣寺(慈照寺)の出入庭師も務めた名庭園師である田中泰阿弥(たなかたいあみ)が、新発田市の「清水園」修復に訪れた際、一日中ここで遊んだそうです。
その際、「剣龍峡の岩はすべて砂岩で丸みをおび、女性的な、日本で幾つもない景色のひとつである」「禊(みそぎ)の滝は、上部に広く下部が細くなっており、このような滝は全国的にも数少なく、付近の雄大な山々とともに一幅の南画(中国の絵の一派)のようだ」と賞賛しています。
荒川剣龍峡の"禊(みそぎ)の滝"
(剣龍峡・荒川集落公式ホームページより)
付近の山間部を周遊する行程6kmの「荒川剣龍峡登山道」は、素晴らしい眺望を多くの方々に味わってもらおうと、平成16年から3年の歳月をかけ荒川集落の皆さんが中心となって整備しました。
まだまだマイナーなコースですが、登山愛好家からは好評を得てきており、特に中高年層には評判が良いようです。
(剣龍峡・荒川集落公式ホームページより)
荒川集落では、この「剣龍峡」と登山道・林道などの地域資源を活用して、交流人口拡大や地域内の世代間連携を目指す取組を令和2年度から実施しています。
令和3年11月には、昨年に引き続いて2回目となる、荒川剣龍峡周辺を住民ガイドとともに歩く「紅葉ウォーク」を登山コースと林道ウォークコースに分けて開催しました。幅広い年代の大勢の方々から参加いただき、荒川集落と剣龍峡の魅力、そして登山道や林道からの眺望を楽しんでもらえたようです。
住民ガイドによる剣龍峡の"畳岩"と"龍の剣堀"、"不動の滝"、"亀岩"での説明の様子です(イベント用に足場板を設置しています)。
剣龍峡は、登山コース(荒川剣龍峡登山道)の発着地にもなっています。
林道ウォークでの林道新発田南部線からは、新発田市周辺が一望できる眺望が魅力です。
荒川集落では、「剣龍峡・荒川集落」の公式ホームページを立ち上げて、集落の活動や地域の魅力を発信・紹介していますので、ぜひご覧ください。
剣龍峡・荒川集落公式ホームページ<外部リンク>
俳優の火野正平さんが「にっぽん縦断こころ旅」で相棒のチャリオ君とともに荒川剣龍峡(荒川集落)を訪れました。
火野さんは、剣龍峡のこけむした巨石や木々の緑、岩間を流れる清流など景観の素晴らしさに感動されていたようです。集落内を走りながら、「なんかいいな」と素朴で素敵なコメントを残してくれていました。
荒川剣龍峡では野鳥観察に訪れていた方から当地で見ることができる鳥の話を聞いたりした後、月岡温泉のかわいらしいカフェでランチを楽しみ、視聴者からの「こころの風景」である福島潟(新潟市北区)へ向かいました。
荒川剣龍峡は、巨大な石畳の間を流れる清流や杉林と広葉樹の美しい景観の中での散策ができるほか、身近な野鳥観察地としても知られています。秋の紅葉も見応えあるほか、林道新発田南部線の見晴らしの良い高台でタカの渡りを観察することもできます。
また、荒川集落のお隣には「月岡温泉」もあり、この界わいだけで一日しっかりと楽しむことができます。
登山・眺望、バードウオッチング、自然景観などの写真撮影も楽しめる「荒川剣龍峡」から月岡温泉に立ち寄って足湯やまちあるきなどを満喫するコースを巡ってみるのはいかがでしょうか。
新発田市荒川には、季節を問わず魅力がいっぱい詰まっています。
アクセスマップ(剣龍峡・荒川集落公式ホームページより)
荒川剣龍峡と登山道の詳細についてはこちら【新発田市役所】<外部リンク>
荒川剣龍峡の魅力についてはこちら【新潟観光ナビ】<外部リンク>
月岡温泉の足湯施設「湯足美」についてはこちら【月岡温泉観光協会】<外部リンク>
月岡温泉の魅力についてはこちら【月岡温泉観光協会】<外部リンク>
NHK「にっぽん縦断こころ旅」<外部リンク>