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新潟県統計年鑑は、本県の土地、人口、経済、社会福祉、教育及び文化など各分野にわたる基本的な統計を総合的かつ体系的に収録した総合統計書です。
本書は、明治12年に「新潟県治概表」として創刊され、以降「新潟県治統計表」、「新潟県統計書」を経て、昭和23年から「新潟県統計年鑑」として、今回で134回目の刊行となり、統計を通じた新潟県の変遷を記録してきました。
現在、我が国は急速に進む産業構造や社会経済情勢の変化の中、少子高齢化と人口減少、デジタル技術等の革新や働き方の多様化、気候変動、感染症の世界的大流行や国際紛争の発生など、様々な課題に直面しています。
このような中、本県では、新潟県総合計画において「住んでよし、訪れてよしの新潟県」を基本理念に掲げ、その実現に向けて取り組んでいるところです。
本県が置かれている現状を分析し、特性や課題等を的確に把握することが、限られた資源を有効に活用し、効果的な施策を展開するために必要不可欠であり、その基礎資料・情報基盤である統計の果たす役割は重要性を増しています。
行政施策の企画・評価はもとより、企業等の経営戦略の立案、地域の分析、学術研究などの情報源として、本書を幅広く活用していただければ幸いです。
最後に、本書の刊行に当たり、貴重な資料を御提供いただきました関係機関の皆様に厚くお礼を申し上げますとともに、今後とも統計行政の円滑な推進と統計思想の普及・発展のため、より一層の御協力を賜りますようお願いいたします。
令和6年3月 新潟県総務部長