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令和4年度新潟県地価調査結果の概要について

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0522172 更新日:2022年9月21日更新

  地価調査は、国土利用計画法による土地取引の規制を適正かつ円滑に実施するため、県が毎年7月1日現在で基準地の価格調査を実施し、その結果を公表するものである。

  • 県内の地価は、全用途平均で平成8年から27年連続の下落となったが、下落率は前年より縮小した。
  • 用途別に見ると、住宅地・商業地は下落率が縮小、宅地見込地は下落から上昇に転じ、工業地は横ばいから上昇となった。​
  • 価格が上昇した地点は85地点(前年63地点)で、前年から価格変動のなかった横ばい地点は45地点(前年58地点)となった。
[表-1 用途別平均変動率] (( )内は前年値で以下同じ)
  住宅地 宅地見込地 商業地 工業地 全用途平均
全国 0.1%
(△0.5%)
0.1%
(△0.2%)
0.5%
(△0.5%)
1.7%
(0.8%)
0.3%
(△0.4%)
新潟県 △1.1%
(△1.2%)
0.4%
(△0.1%)
△0.9%
(△1.3%)
0.4%
(0.0%)
△1.0%
(△1.1%)

※変動率=(当年価格-前年価格)÷前年価格×100(小数点第2位を四捨五入)

平均変動率の推移   

1 県内の住宅地・商業地の状況

(1)住宅地

  • ア 県全体で25年連続の下落となったが、下落率は前年より縮小した。
  • イ 利便性や居住性の高さから、新潟市北区の7地点、東区の9地点、中央区の12地点、江南区の7地点、秋葉区の6地点、南区の2地点、西区の9地点、長岡の1地点、上越の2地点、新発田の2地点、合計57地点(前年42地点)で価格が上昇し、横ばい地点は26地点(前年39地点)となった。

[表-2 住宅地 主な市町村の変動率]

市町村名 変動率
県全体 △1.1%(△1.2%)
新潟市 0.4%(0.1%)
長岡市 △1.2%(△1.2%)
上越市 △1.9%(△1.8%)
新発田市 △1.0%(△1.0%)
三条市 △1.5%(△1.4%)
[表-3 住宅地の価格高順位地点] 
順位 所在地 価格 変動率 前年順位
1 新潟市中央区水道町2丁目808番17 164,000円/平方メートル
(164,000円/平方メートル)
0.0%
(0.0%)
1
2 新潟市中央区関屋松波町3丁目210番 146,000円/平方メートル
(144,000円/平方メートル)
1.4%
(1.4%)
2
3 新潟市中央区幸西3丁目254番19
「幸西3-5-33」
143,000円/平方メートル
(140,000円/平方メートル)
2.1%
(0.7%)
3

 ※住居表示済みの画地は「  」に住居表示番号を併記している。以下同じ。

[表-4 住宅地の変動率上位地点及び下位地点] 
  所在地 価格 変動率
変動率1位 新潟市中央区上所上2丁目566番7
「上所上2-18-5」
105,000円/平方メートル
(101,000円/平方メートル)
4.0%
(1.7%)
変動率最下位 魚沼市大湯温泉字山ノ根320番1  8,700円/平方メートル
 (9,050円/平方メートル)
△3.9%
(△3.9%)

(2)商業地

  • ア 県全体で30年連続の下落となったが、下落率は前年より縮小した。
  • イ 再開発事業等への期待感や利便性の高さなどから、東区の1地点、中央区の12地点、江南区の1地点、西区の1地点、長岡の1地点、合計16地点(前年13地点)で価格が上昇し、横ばい地点は12地点(前年11地点)となった。
[表-5 商業地 主な市町村の変動率]
市町村名 変動率
県全体 △0.9%(△1.3%)
新潟市 0.9%(0.2%)
長岡市 △1.5%(△1.7%)
上越市 △2.5%(△2.6%)
新発田市 △1.1%(△1.2%)
三条市 △0.4%(△0.4%)
[表-6 商業地の価格高順位地点] 
順位 所在地 価格 変動率 前年順位
1 新潟市中央区東大通1丁目25番外
「東大通1-2-30」
548,000円/平方メートル
(540,000円/平方メートル)
1.5%
(0.0%)
1
2 新潟市中央区万代4丁目2446番1外
「万代4-1-8」
508,000円/平方メートル
(491,000円/平方メートル)
3.5%
(2.9%)
2
3 新潟市中央区古町通6番町953番1 407,000円/平方メートル
(414,000円/平方メートル)
△1.7%
(△1.9%)
3

 ※最高価格地については、平成13年から22年連続の1位。

[表-7 商業地の変動率上位地点及び下位地点] 
  所在地 価格 変動率
変動率1位 新潟市中央区弁天2丁目1790番6
「弁天2-3-35」
270,000円/平方メートル
(255,000円/平方メートル)
5.9%
(4.5%)
変動率最下位 妙高市大字田口字南288番2 15,600円/平方メートル
(16,200円/平方メートル)
△3.7%
(△4.1%)

2 全国の地価調査結果の状況

  1. 令和3年7月以降の1年間の地価について、全国平均では、全用途平均が3年ぶりに上昇に転じた。用途別では、住宅地は31年ぶりに上昇に転じた。商業地は3年ぶりに上昇に転じた。工業地は5年連続で上昇し、上昇率は拡大した。
  2. 住宅地については、都市中心部や生活利便性に優れた住宅地では、住宅需要は堅調であり、低金利環境の継続、住宅取得支援施策等による需要の下支え効果もあり、地価の上昇が継続している。三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)においては、東京圏と名古屋圏で上昇が継続、大阪圏は下落から上昇に転じた。地方圏においては、下落が継続しているが、下落率は縮小した。
  3. 商業地については、個人消費の持ち直しの動きから店舗需要は回復傾向にあり、また、堅調なマンション用地需要やオフィス需要等から、全国平均で上昇へ転じた。三大都市圏においては、東京圏と名古屋圏で上昇が継続、大阪圏では下落から上昇に転じた。地方圏においては、下落が継続しているが、下落率は縮小した。

【地価調査とは】

 国土利用計画法による土地取引の規制を適正かつ円滑に実施するため、県が毎年7月1日現在で基準地の価格調査を実施し、その結果を公表するものである。これは、国の行う地価公示と併せて一般の土地取引の指標ともなるものである。本年度は全国で21,444地点、本県では530地点で実施した。

[表-8 用途別基準地数] 
  住宅地 宅地
見込地
商業地 工業地 林地
全国 14,731地点
(14,730地点)
150地点
(151地点)
5,268地点
(5,269地点)
861地点
(857地点)
434地点
(436地点)
21,444地点
(21,443地点)
新潟県 388地点
(388地点)
5地点
(5地点)
106地点
(106地点)
22地点
(22地点)
9地点
(9地点)
530地点
(530地点)
新潟県オープンデータ

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