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企業局:太陽光発電
新潟県企業局では、自然の恵みである「水」を活用し、昭和27年から水力発電を行い、地域へクリーンエネルギーを供給しています。その水力発電で培ったノウハウを活用して、同じく自然の恵みである「太陽光」を活用した太陽光発電にも取り組んでいます。
- 発電管理センター太陽電池発電所(平成15年3月運転開始 30kW 村上市)
- 新潟東部太陽光発電所(平成23年10月31日運転開始計17MW 阿賀野市)
- 北新潟太陽光発電所(平成26年11月28日運転開始 4MW 新潟市北区)
新潟県の施設で初めての本格的な太陽光発電
新潟県企業局では、地球環境保全に対する取り組みの一環として、平成15年、下越発電管理所(現:発電管理センター)の屋上に、30kWの太陽光発電設備を作りました。新潟県の施設への本格的な太陽光発電の導入は、これが初めてです。
30kWの太陽光発電設備の二酸化炭素削減量は、年間約19,800kgです。これは約1,000本の木を植えたのと同じくらいの効果があるといわれています。発電した電力は、発電管理センターの照明や空調などに使っています。
発電管理センターでの太陽光発電の状況をみなさんにお知らせできるよう、道路から見えるように表示盤を設けてあります。お近くにお越しの際には、ぜひご覧ください。
発電管理センター屋上に設置された太陽電池モジュール
大規模太陽光発電(メガソーラー)への取り組み
新潟県企業局では、新潟県が推進している「新潟版グリーンニューディール政策」の一環として、大規模太陽光発電所建設を進めてきました。
現在、新潟県東部産業団地(阿賀野市)で17メガワットの太陽光発電所(新潟東部太陽光発電所1・2・3号系列)を営業運転中です。
同様に、新潟県競馬組合厩舎跡地(新潟市北区)に4メガワットの太陽光発電所(北新潟太陽光発電所)を営業運転中です。
- ※「新潟版グリーンニューディール政策」
地球温暖化問題に対処しつつ、関連産業の振興を図る観点から、再生可能エネルギーの導入拡大を図る等、新たな成長につながる将来への投資に取り組むもの - 新潟東部太陽光発電所
- 北新潟太陽光発電所
全国と比較した新潟県の太陽光発電
これまでに新潟県内で導入されている太陽光発電の一年間の発電した電気の量(年間可能発電量)は、全国平均と大きな差はなく、積雪地域の新潟においても十分に適した結果の報告がなされています。
確かに冬は毎日雲りの日や雪の日が多く、日照量はあまり多くありませんが、春から夏にかけては全国平均以上の日照量となり、一年間を平均してみると十分実用可能です。
全国の日射量(年平均全天日射量)
日本各地の水平面の平均日射量を大まかに表したものです。(数値の単位は[年平均電力量/平方メートル・日])
[新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の資料による]