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Q1-5 このように多くのひび割れが生じた建屋は次の大きな地震に耐えられるのか
回答
技術委員会で耐震工学(建築)を専門とする委員から次のような意見があり、異論はありませんでした。
- 発生したひび割れの幅が微小(1mm程度以下)であれば、鉄筋コンクリート壁の強度の低下はなく、中越沖地震より大きな基準地震動Ssでも大丈夫なことが(解析結果等から)確認されています。
- 強度上は問題はないものの、長期的な耐久性を維持する観点からコンクリート内部の鉄筋を腐食から保護する目的で、エポキシ樹脂を充填する等の適切な補修は必要となります。