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柏崎刈羽原子力発電所1号機の安全性等についてご質問と回答
事務局では柏崎刈羽原子力発電所1号機の安全性等について2つの小委員会での論点をもとに、4月30日から5月9日にかけて県民の皆様から広く質問を募集しました。
その結果、質問募集には県民の皆様からのべ82項目の質問をいただきました。
これらの質問は、事務局で下記のように分類・整理させていただき、平成22年5月11日の技術委員会で確認していただきました。
1 設備健全性、耐震安全性に関する小委員会に関係するもの
(1)鉄筋コンクリート壁のひび割れに関する質問
- Q1-1 鉄筋コンクリート壁のひび割れの貫通について
- Q1-2 コンクリート内部が表面より壊れていることが考えられますが、どのように検討されましたか
- Q1-3 5号機でコンクリート壁を貫通するひび割れが判明しているが、小委員会では議論されていないのではないか
- Q1-4 ひび割れがあっても放射線や放射能の漏えいは大丈夫か
- Q1-5 このように多くのひび割れが生じた建屋は次の大きな地震に耐えられるのか
- Q1-6 ひび割れ444本の発生場所について詳細に公表してほしい
- Q1-7 鉄筋コンクリート壁のひび割れの評価基準について
- Q1-8 原子力安全・保安院と東京電力は耐震壁のひび割れ貫通の事実を隠していたのではないですか
- Q1-9 コンクリート建屋に生じたひび割れはひび割れが生じた場所と解析結果にずれがあるのでより精度の高い解析を実施してほしい
(2)耐震安全性評価に関する質問
- Q2-1 コンクリート強度の実強度と設計強度について
- Q2-2 コンクリート強度の取扱について
- Q2-3 コンクリート強度は経年で劣化するものではないのか。実強度が設計強度の2倍もあるのはおかしいのではないか。
- Q2-4 制御棒挿入性の安全性について
(3)耐震補強工事に関する質問
- Q3-1 1,000galの耐震補強について
- Q3-2 M7.5を想定した設備・機器の耐震補強工事をなぜ実施しないのか
- Q3-3 耐震補強工事の全ての箇所と方法を説明してほしい。また、1,000gal補強がなされた箇所を示してほしい
(4)設備健全性に関する質問
- Q4-1 配管の地震以前からのひび割れについて
- Q4-2 1号機の原子炉圧力容器は6,7号機と比べ重心が高く、地震で大きな力が加わったが、原子炉圧力容器の土台の安全性は確認されているのか
- Q4-3 定期点検中の1号機の健全性は地震発生時、運転もしていないのに、このような状態を考慮して評価したのでしょうか
- Q4-4 安全上重要な設備については浸水や点検中の機器の転倒による損傷で地震と考えられる異常は確認されなかったとあるが、地震がなくても転倒することがあるということか。それは何が原因か
- Q4-5 消火栓の破損に伴う浸水による不具合など特殊な事情によるもので、それを除くと他号機で発生したのと「同じ」としているが地震では何が起こるかわからないので「同じ」とは言い切れないのではないか
- Q4-6 塑性変形について
2 地震、地質・地盤に関する小委員会に関係するもの
(5)地盤に関する質問
- Q5-1 柏崎刈羽原子力発電所は原子力発電所に不適な地盤であるのか
- Q5-2 基礎掘削後の地盤について
- Q5-3 地盤の固い、柔らかいの単位、数値を示してもらいたい。1号機の地盤は「何岩」でできているのか
- Q5-4 敷地内の地盤の活動性に関する疑問を解明できるよう、県は積極的対策・努力が必要ではないか
(6)津波に関する質問
Q6 津波についての安全性について、推定された水位低下量の精密度はたしかなものなのか。上昇水位と下降水位の安全性に不安がある
3 島根原子力発電所の点検漏れに関するもの
(7)島根原子力発電所における点検漏れについて
4 技術委員会の運営等に関わるもの
(8)評価全般に関する質問
Q8 中越沖地震以上の地震が、今後起きても絶対安全と言い切れる保証はあるのか
(9)技術委員会に関する質問
(10)県民からの質問に関する質問
5 その他
(11)その他
- Q11-1 新しい知見の拡充に向けた取り組みの進展具合について、県民に報告させ、技術委員会に反映するような仕組み作りをしてほしい
- Q11-2 柏崎刈羽原子力発電所について
- Q11-3 原子力安全対策課は何をするところか
- Q11-4 1号機の以外の基礎地盤について