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Q7 島根原子力発電所の点検漏れに関するもの
ご質問1
島根原子力発電所における点検漏れについて、県は柏崎刈羽原子力発電所でも同じようなことがないか報告を受けるべきである。
ご質問2
東京電力(株)は点検漏れの情報かくしを又するのではないか。
回答
県は、平成22年3月30日に中国電力(株)島根原子力発電所における保守管理の不備(点検漏れの放置等)が明らかになったことを受け、即日、柏崎刈羽原子力発電所において同様の事態が発生するおそれがないか、保守管理の体制等を再確認するよう、東京電力(株)に要請しました。
また、平成22年4月30日には、中国電力(株)から当該不備に関する中間報告が提出されたことを受け、原子力安全・保安院が他の原子炉設置者に対し、保守管理の仕組みに関して同様な問題が無いか確認するよう指示したことから、その指示も踏まえて報告するよう、改めて東京電力(株)に求めました。
これに対し、東京電力(株)からは、平成22年5月11日、1号機の安全性を議論していただいた県技術委員会の場において、中国電力(株)の中間報告を踏まえて確認した結果、柏崎刈羽原子力発電所においては保守管理の体制の違いなどから同様の点検漏れが放置されることは無いとの報告受けて、各委員からご確認していただきました。
委員からは、体制の違いという表面的な受け止めにとどまらず、何かおかしなことがあったときにそれを組織として気づけるような安全文化の教訓として学んでほしい、とのご意見がありました。
今後、中国電力(株)からの最終報告やそれに対する原子力安全・保安院の評価なども踏まえ、柏崎刈羽原子力発電所においても更に安全文化を深めるために必要な事項があれば東京電力(株)に求めていきます。
技術委員会の「1号機の設備健全性及び耐震安全性の評価」はこちらをご覧ください
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