最適ルートで、あなたをお迎え💨、行きたい場所に送り届けます💨 ～柏崎市AI新交通「あいくる」～4（新潟の未来図鑑withデジタル）

佐藤　予約方法は電話、LINE、アプリとありますが、やはり電話が多いのでしょうか？

田邉　電話での予約が一番多いです。でも、LINEやアプリでの予約も便利ですよ。LINEやアプリの場合は、24時間いつでも予約できますし、予約内容をスマートフォンで確認できるため、送迎時刻や、予約した車両の号車番号をメモする必要がありません。説明会の参加者の多くは高齢者の方ですが、スマートフォンをお持ちの方やLINEを使用している方が、予想以上に多いことに驚きました。高齢者の方でも、スマートフォンの利用に意欲的な方は多くいらっしゃって、毎日のようにスマートフォンでの予約に関するお問い合わせをいただいています。LINE予約は、柏崎市公式LINEから行いますが、現在、1万6千人を超える方が友だち登録をされています。

佐藤 何かをきっかけに、前もって住民の方が市の公式LINEに登録してもらえれば、市役所からのお知らせを見ることもできますね。これからどのような展開を考えていらっしゃいますか？

田邉 「あいくる」の運行区域の人口カバー率は約8割ですが、面積カバー率としては2割です。「あいくる」の運行エリア外である郊外地域における利便性の向上は急務です。また、運転士不足が深刻化する中、より効率的、合理的な運行が求められており、スクールバスなど様々な輸送資源との一体的活用も課題です。さらに、将来的にはMaaS（スマートフォン一つで交通手段の検索から予約・支払いまでができ、さらに観光案内、飲食店やホテル、病院などの予約・支払いまでが一括でできるサービスです。）の導入も視野に入れています。

佐藤　地域活性化にもつながる取組ですね。県内でも交通の課題はたくさんあるので、「あいくる」の取組を知ってもらい、他の地域での課題解決にもつながるといいですね。

令和6年1月23日インタビュー

※所属等はインタビュー時現在です。

企画・制作：新潟県知事政策局ＩＣＴ推進課

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