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【村上】小川小と村上特支学校の農業体験交流 ~収穫した稲を脱穀しました~

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0052707 更新日:2019年3月29日更新

 10月24日(月曜日)、村上特別支援学校(旧村上養護学校)中等部の生徒の皆さんが、昔の農具を使って稲の脱穀体験をしました。
 この取組は、「有限会社たてこし」の船山さんを中心とした地元農家の皆さんの協力で実現したもので、今年で2年目になります。
 今回脱穀した稲は、5月に生徒の皆さんが小川小学校5年生の皆さんと一緒に植えたもち米。稲刈り体験は、悪天候により残念ながら中止となってしまいましたが、たてこしの皆さんが刈り取った稲を用意してくれました。

村上小川小と村上特支学校の農業体験交流 ~収穫した稲を脱穀しましたの画像

関連情報

「千歯(せんば)」を使って脱穀

千歯の使い方を説明する船山さんたちの画像
千歯の使い方を説明する船山さんたち

 まずは、「千歯」と呼ばれる道具を使って、穂を「わら」と「籾」に分けました。
 その名のとおり、千本の歯のように櫛状になっている鉄のすき間に穂を通し、上に引き上げると、穂から籾が落ちて梳き取れる、というものです。

指導者の貝沼さんと一緒に脱穀
うまく脱穀できるかな?

 生徒の皆さんは、指導者の貝沼さんと一緒に脱穀に挑戦。
 一か所にまとめて歯に通すと、引き抜くのに力がいるので、なるべく横に広げて通すのがコツだそうです。
 せっかく実ったお米なので、一粒残さず脱穀しましょう。

「唐箕(とうみ)」を使って籾を選別

唐箕の上の部分から脱穀した籾を入れますの画像
唐箕の上の部分から脱穀した籾を入れます

 次に、「唐箕」と呼ばれる道具を使いました。
 脱穀したばかりの籾には、わらやゴミ、実の入っていない空籾などが混じっているため、風の力を利用して、実の入っている籾とそれ以外の物とを選別します。

 脱穀した籾を唐箕の上部にある漏斗状の口から入れ、船山さんがストッパーを調節しながら少しずつ籾を落下させていきます。

下の口から実の入った籾が出てきますの画像
下の口から実の入った籾が出てきます

 そして、生徒の皆さんがハンドルを回すと、下の口から実の入った籾が出てきます。
 2つの口があり、品質の良い重い米粒は手前の一番口から、未熟な米粒は二番口から出るようになっているそうです。

横の口からゴミが飛んできますの画像
横の口からゴミが飛んできます

 軽いわらやゴミ、実の入っていない空籾は、横の口から風で飛ばされて出てきます。
 力いっぱい回すと実の入っている籾まで飛ばしてしまい、力の加減が少し難しかったかもしれませんが、なかなかお目にかかれない昔の農具を使った体験ができて、生徒の皆さんも興味津々で楽しめたようです。

最後にプレゼント

最後にプレゼントの画像

 最後に、船山さんから精米したもち米のプレゼントがありました。

 代表の生徒から、「今日は体験できて嬉しかったです。また教えてください。」との挨拶で終わりました。

 次回は、小川小学校と合同で収穫交流会を行う予定です。
 村上地域振興局では、二校の交流を支援し、交流の様子を随時ホームページでお知らせする予定です。

 

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