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むらかみ・いわふね珍風景(珍風景番号29)
城下町村上の歴史。片町に残る首切り場跡。(珍風景番号29)
村上市片町の門前川堤防近くの小高い所に、約2メートルくらいの石塔が建っています。この石塔、実は首切り場の供養塔なのです。
村上の歴史について記載されている「村上市歴史探訪(鈴木 窈三 著)」によると、江戸時代頃、村上藩領内の町人や百姓が罪を犯すと磔(はりつけ)・火あぶり・斬罪(打首)・晒し(さらし)・入牢・所払い・笞(むち)・科料などの刑罰に処せられたとあります。
そして、この供養塔の立っている小高いところは、昔の土居(堤)であり、この土居の外の河原で罪人の打ち首が行われたことから、ここが首切場と呼ばれるようになったそうです。
供養塔の正面中央には「南無妙法蓮華経」、裏面には「為四重五逆滅罪…」「寛政十戌午四月」とあり、この石碑が江戸時代に罪人供養のために建てられたものと推測できます。
城下町らしい、ちょっとゾクッとする珍風景でした。
これまでの珍風景
北限の茶処村上ならではの逸品。紅茶のソフトクリーム。(珍風景番号28)
村上のお茶でできた「雪国紅茶」の「紅茶ソフトクリーム」が村上のとあるお茶屋さんで味わえます。
掲載日:平成24年3月9日
村上駅前の看板ばあちゃん(珍風景番号27)
その名も「エバちゃん」。駅前観光案内所へ是非お越し下さい!
掲載日:平成24年3月2日
雪上の結婚式(珍風景番号26)
すべてが雪でできた結婚式。山北でスノーウエディングがおこなわれました。
掲載日:平成24年2月24日
関川に巨大「かまくら」現る!おおいし・どもんこ祭り(珍風景番号25)
4メートル近くの巨大「どもんこ」。2月11日に開催された「おおいし・どもんこ祭り」でつくられたものです。
掲載日:平成24年2月17日
海辺であわがぶくぶく メレンゲ?カプチーノ?(珍風景番号24)
さむーい冬、海辺に現れるこの泡。「波の花」という自然現象なんです。
掲載日:平成24年2月10日
珍風景番号23(掲載を終了しました)
みんなで金色うさぎをつくろう!光兎神社の金箔兎神像(珍風景番号22)
ウサギさんに金箔を貼って願かけをする、体験型お参りです。
掲載日:平成24年1月27日
山北地区の板貝集落でユニークな「さいの神」を発見!(珍風景番号21)
鉈で削ってつくった御神体を山の神様(女神さま)に捧げます。
掲載日:平成24年1月20日